中国から飛来した排気ガス塗れのPM2.5も有害だが、福一由来の放射性金属微粒子は更に強力。

 東日本一円で医療機関のエックス線フィルムを感光させた実力?を、人間の鼻粘膜で発揮すれば・・健康でいられる方が不思議。

 チェルノブイリでは事故の過小評価が人々の健康被害を拡大させた。日本政府はいま­福島でチェルノブイリと同じことを・・いや住民を汚染地帯に閉じ込める日本政府の方が遥かに悪質。

 歴史に学ばない愚か者は・・

 20数年前、正義派のジャーナリストとして チェルノブイリの惨状を伝えた櫻井よしこキャスター(当時)は、今や原子力ムラの住人、安倍総理と行動を共にする「国家基本問題研究所」の理事長だが・・

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 神戸新聞NEXTより
福島の鼻血「内部被ばくか」 神戸の医師、学会で発表
【東日本大震災による原発事故の後、福島県では、子どもを中心に鼻血が出る症状が相次いだ。漫画「美味(おい)しんぼ」で登場人物が鼻血を流す場面が「風評被害を招く」などと批判されたが、実際に放射性物質が結合した金属粒子が鼻の粘膜に付着し、内部被ばくを起こした可能性があることを、東神戸診療所(神戸市中央区)の郷地(ごうち)秀夫所長が12日に名古屋市で開かれた日本社会医学会で発表した。(三上喜美男)

 東日本大震災の被災地では、原発から飛散した放射性セシウムなどが金属粒子と結び付き拡散したことが気象庁気象研究所の観測などで確認された。東日本一円で医療機関のエックス線フィルムが粒子で感光する現象もみられ、当初から健康への影響を疑う声が聞かれていた。

 郷地所長は、金属粒子が鼻の粘膜に付着したのが引き金となった可能性を指摘する。金属粒子は直径数ミクロンで、人体のごく小さな範囲に1日100ミリシーベルトを超える放射線を出し、組織を損傷する。

 郷地所長は「もともと花粉症やアレルギーなどで粘膜が炎症していた人が出血を起こしても不思議はない」と話す。大量に吸い込んだ人も少なくないとみられ、内部被ばくの問題と捉え、早期に科学的な調査と分析をすべきだったと強調する。

     ◇     ◇

 【内部被ばく】体の外から放射線を浴びる外部被ばくに対し、体内に入った放射性物質で被ばくすることを指す。呼吸や飲食、皮膚への接触などで起こるが、人体への影響は未解明な点が多い。郷地医師は粘膜への付着を「接触被ばく」と呼ぶ。】一部抜粋

1
チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン('93.5)
【チェルノブイリでは事故のあと病院から5万人のカルテが盗まれていた。追跡取材によっ­て見つかったカルテはIAEAの発表を根底からくつがえす。IAEAによるチェルノブ­イリ安全宣言のカラクリを明かすレポート。広河隆一×櫻井よしこ】

2
チェルノブイリ特集 第2回 子供に何が起きたか('93.5)
【チェルノブイリでの病院の取材によって、子供たちが放射線の影響で次々と亡くなってい­る実態が明らかとなる。IAEAは「住民の健康被害は全くない」と発表したが、驚くべ­きことにそのIAEAの調査団長をつとめたのは広島の医学者であった。広河隆一×櫻井­よしこ】

3
チェルノブイリ特集 第3回 原発汚染 死の生活('93.5)
【事故後7年目、チェルノブイリ原発周辺の住民を取材する。事故以来、周辺地域ではずさ­んな検査体制がしかれ、人々は汚染された食品を食べ続けていた。経済的な理由から母と­子は避難できず、調査したすべての母乳から放射性物質が検出された。IAEAの安易な­安全宣言が救援の動きに水をさし、事態を悪化させたのだった。広河隆一×櫻井よしこ】

4
チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポト('94.7)
【チェルノブイリ原発事故から8年目、体内の放射能は潜伏期間を過ぎ、牙をむきはじめた­。放射能は様々な形で子供たちに襲いかかる。さらに原発周辺地域を上空から取材する。­見えたのは、今後100年以上誰も住めない街や、ズタズタに取り壊された死の村の姿だ­った。広河隆一×櫻井よしこ】