日本原電の公式HP・東海発電所の廃止措置に拠れば、
1998年03月 運転停止した東海原発は、2001年03月には原子炉内全燃料の取出しを完了の予定で解体作業に入ったが、「核のゴミ」の行き場を確保できず・・
※ 原子力発電所の廃止措置 > 解体撤去の手順

 当初の予定17年度終了予定が、20年度、25年度と再々延長され、
解体で出る「核のゴミ」20万トンの内、なんとか見通しが立ったのは 今回申請した、
低レベル廃棄物1万2000トンの埋立仮置き場のみ。

 残りの高レベル廃棄物19万トンの行き先は未定のまま。
日本初の商業炉・東海原発の廃炉が終了するのは、いったい何時の日か?
それまでに掛かる最終費用はどれだけ膨れ上がるのか?

 無傷の東海原発でも、使用済み核燃料の取り出しから既に14年
日本初の廃炉の道は険しい

 まして、メルトダウン・メルトスルー・・福島原発は、
即死レベルの放射能に阻まれ、核燃料取り出しの見通しさえ立たず、
それでも『廃炉まで40年』?お気楽な計画

 「解体先進国」英の原発 稼働26年 廃炉90年・・
事故収束から29年、チェルノブイリも手付かず・・
東海原発の例を見るまでもなく、傷だらけの福島原発の廃炉が絶望的なのは、
火を見るより明らかだが・・

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       時論公論 「大量廃炉時代への備えを急げ」 
       
 NHKニュースWEB・茨城県のニュースより
原発解体の廃棄物埋立申請へ
【日本原子力発電は、東海原子力発電所の解体に伴う低レベルの放射性廃棄物を埋め立て処分する施設を建設するため、必要な事業許可申請を行うことを今年度の事業計画に盛り込みました。

  中    略

 東海原発の解体ではおよそ20万トンの廃棄物が出るとされ、このうち低レベルの放射性廃棄物は1万2000トン余りに上る見通しです。

 日本原子力発電は、申請の時期などは明らかにしていませんが、「申請や建設を進めるにあたっては、自治体や関係機関と相談し住民の理解を得ながら進めたい」と話しています。
05月11日 07時08分】一部抜粋