事故後すぐに石棺化され、汚染水の発生もないチェルノブイリでさえ、28年経っても廃炉作業は手着かず。

 まして、未だ冷却途上の福島原発の収束は何時のことか? 廃炉に30年などと脳天気な政府・原子力ムラだが、廃炉できたとしても、放射能の半減期が終了する10万年後か?

廃炉の先進国?イギリスでも、何の問題も無く、1989年に運転停止し廃炉作業に入ったバークレー原発でさえ、原子炉解体は今から62年後の2075年から、
1957年にレベル5の原子炉事故を起こしたウィンズケール原子炉でも、未だ廃炉作業は終了しておらず、まして福島原発事故はレベル7・・

 バークレー原発の入り口には、「CLOSED UNTIL 2074」の文字が・・

 今のままの水冷方式では、冷却が10年後に完了しているかさえ不明。 液状の鉛などで核燃料をコーティングし、空冷方式に拠る冷却に切り替えなければ、日本近海は福島原発の放射能死の海に・・

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 秋田魁新報 さきがけonTheWebより
「石棺」密閉が2年遅延 チェルノブイリ原発
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                   ウクライナ北部チェルノブイリ原発で事故を起こした
                   4号機の石棺を覆うために建設中の巨大なシェルター
                   =2013年4月(共同)

【モスクワ共同】ウクライナ北部のチェルノブイリ原発で旧ソ連時代の1986年に大量の放射性物質拡散を伴う爆発事故が起きた4号機を覆う「石棺」を巨大なシェルターで密閉する作業の完了が、予定されていた来年10月から2017年11月へと大幅に遅れる見通しになった。多額の資金不足が主な理由。建設資金を管理する欧州復興開発銀行(EBRD)のビンス・ノバク原子力安全局長が24日、共同通信に明らかにした。

 「石棺」はコンクリート製で老朽化が進んでおり、30年とされる耐用期限は16年に切れるため、部分的な崩落などにより放射性物質が拡散する危険度が増す。】

NHK・ドキュメンタリーWAVE「原子力“バックエンド”最前線 ~イギリスから福島へ~



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