消防注水が代替冷却手段として落第なら、他の有効な代替冷却手段を講じなければ・・
川内原発の再稼動などとんでもない。

 実情に合わせ、新・原発規制基準も改定しなければ・・とても安全・安心とは言えないのでは?

 時事ドットコムより
消防注水で炉圧再上昇=福島第1事故、冷却難航と推定-東電
【東京電力は6日、福島第1原発2号機で2011年3月の事故直後に行われた消防車による注水に関して、大量の蒸気や水素の発生を招いたため原子炉圧力が再び上昇し、冷却作業が難航したとの推定結果を明らかにした。

 東電によると、2号機では同月14日午前、それまで原子炉に注水していた冷却系統が停止。核燃料の発する熱により原子炉内の圧力が上昇していた。代替手段として消防車による注水を行うため、東電は同日夕方、圧力容器の一部の弁を開き、圧力を低下させた。

 だが、弁の開放で原子炉内の水位が低下し核燃料が露出。その後の消防車による注水で水蒸気が大量に発生した上、核燃料の被覆管と反応して水素も出たことから再び原子炉内の圧力が上昇したという。この結果、消防車による注水が継続できず、冷却作業が難しい状況になったとみられる。

 原子力規制委員会に原発の審査を申請している電力各社は事故時の代替冷却手段として消防車の活用を選択肢としているが、東電の推定結果は、注水が途切れて原子炉圧力が上昇してしまうと対応が困難になることを示した。

 東電はこれについて、「注水が遅れたらこうなることを知っておくことが重要」と話している。】