安倍総理の言う世界で最も厳しい基準?は、IAEA基準さえ満たさない 
世界から周回遅れのユルイ基準

敵国を挑発する瀬戸際外交?を、積極的平和主義?、「武器輸出三原則」を「防衛装備移転三原則」、敗戦を終戦事故を事象と、実態をぼかす言い換えで誤魔化しても、危険なものは危険、電力会社に配慮したやさしい基準では、決して安全な原発は実現できない。

  
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泉田知事-日本の原子力の新規制基準は国際標準を満たしていない-第5層がそっくり抜けている

 shanti-phula.net 文字起こし
【泉田:この規制基準、よく安全基準て言っていわれることがあるんですが、これはあくまでも規制基準なんです。規制基準がですね、設備、それから断層、ここに特化した審査しかしていなくて、国際基準に達していないという所が問題だと思っています。IAEAのですね、これは深層防護という、インターナショナルスタンダードがあるんですけれども、国際規格で言うとですね、第5層がそっくり抜けているんです。

第5層というのはですね、トラブルが起きた時に、住民の安全を守るというのは基準の中にIAEAは入っているんですが、日本のですね、規制基準の中には入ってないんです。

メルトダウンとか重大事故が起きた時に、どう対応するか。法制度とか安全文化という所、4層もあやしいという状況になっていますので、例えば米国であればですね、避難が出来ないような原発は、そもそも作ったけれど稼働出来なかったというようなこともあるんですが、

せめて国際規格でやってほしいという風に思っています。

露木:だけど安倍さんは世界一厳しい基準だって繰り返し繰り返し言っていますよ。

泉田:これは例えばフランスの最新型の原発はですね、メルトダウン事故が起きる前提でやっているんですよ。それはわかりやすいように線香花火に例えるんですけれども、線香花火で火事を起こさないようにするにはどうするか。

下のバケツに水を入れて置いておくでしょ。そうすると万一落ちてもジュッとすぐ消えるじゃないですか。これをメルトダウン事故が起きた時に同じようにしてくれるのがコアキャッチャーと言うんですけれど、このコアキャッチャーがフランスの最新型の原発には付いているんですよ。で、

日本の原発は、古いですからついてないと。線香花火に例えると、足の上で線香花火やっているようなもんなんです。】一部抜粋

原発の-世界最高基準-驚きの現実-日本は遅れていた

【世界の原発の安全基準を特集。安倍晋三総理大臣は川内原発が審査した日に「世界で最も厳しい安全基準」と語った。そこでフィンランドのオルキルオト原発を訪れた。ここでは設計段階から施された数々の安全対策がある。そこでは二重の格納容器が設置されている。他にもメルトダウンへの対策もされている。TVOのエサ・マンノラ顧問は「何よりも安全であることを優先する」と語った。】

風をよむ「言葉の言い換え」

 サンデーモーニング 風をよむ
【東京電力は事故対応の会見で、事故を「事象」と言い換えて説明を行った。汚染水漏れなども「事象」と表現されたが、原子力規制委員会・委員長はのちに「これは事故」と指摘した。

言葉の言い換えについて、東京大学・安冨歩教授が解説。「物事がうまくいっていないため」「問題に直面する勇気がなく、言い換えて問題がないかのようにふるまっている」と話した。

言葉の言い換えについて、現政権でも行われていると指摘する専門家もいる。

「武器輸出三原則」は「防衛装備移転三原則」に変わり、武器の共同開発や輸出が可能となった。法政大学・白鳥浩教授は、攻撃のための「武器」、利益をあげる「輸出」という言葉を言い換えてイメージを変えようとしていると話した。他にも「積極的平和主義」という言葉も使われているが、同じ言葉は以前に海外でも使われているという。

言葉の言い換えをテーマにした特集を振り返ってトーク。寺島実郎は「敗戦が終戦と言い換えられた」、「異次元の金融緩和」の裏では資産格差が進んでいる、「積極的平和主義」についても武力を使うという実体を見抜くことが必要などと話した。】一部抜粋


 小林よしの・ゴー宣道場より
危ない日本語・原発「世界最高水準の安全基準」
【先日、原子力規制委員会は
九州電力川内原発1,2号機について
原発の新規制基準を満たしている
とする審査結果案を了承しました。

「世界最高水準の安全基準」に
適合したとか規制委は言ってるようです。

というわけで
「世界最高水準の安全基準」
を「危ない日本語」に推薦します!

何しろ、今回の審査では、
事故が起きた際の住民の避難計画は
審査の対象にすらなっていません。

フィルター付きベント設備や、
テロ対策として必要な
第2制御室も未完成。

事故収束のための作業拠点も
未完成で、もしいま事故が起きれば
作業員は身体についた放射性物質を
ウェットティッシュで拭きとりながら
作業することになるそうです。

米国の基準なら、
間違いなく不合格だそうですが、
「世界最高水準の安全基準」
なら合格! なんのこっちゃ!?

さらに昨日の「モーニングバード!」
「そもそも総研」でやってましたが、
川内原発のそばには
これから噴火の可能性がある
カルデラが5つもあり、
カルデラ噴火で火砕流が原発を襲ったら、
もう手の施しようがないのです!

さらに火山の噴火で大量の火山灰が出ると、
非常時に原子炉を冷やす
ディーゼル電源を止めてしまい、
メルトダウンを起こす危険があるそうです。

原子力規制委は、
ディーゼル電源には
フィルターが付いており、
0.012mmまでの火山灰は90%除去
できるので大丈夫と言っているが、
専門家の話では、
残り10%の火山灰が入ってもアウト。
しかも火山灰の80%は0.006mm以下なので、
フィルターを通ってしまうそうです。

そして、非常用ディーゼル電源を
止めるだけの火山灰を出す噴火は
100年に1度はあるそうです。

それでも
「世界最高水準の安全基準」
で合格!

こんな危ない日本語あるでしょか?】