脳天気な九電・原子力ムラは、核燃料緊急移送は「巨大噴火の予兆は噴火する数十年前に察知できるとの前提なので、その時に検討する」そうだが・・

 古代ローマで栄華を誇ったポンペイは、たった一夜で火砕流に飲み込まれ消え去った。
有珠新山、三原山、雲仙普賢岳・・数十年前も前に予兆を捕らえていただろうか?

 九州電力・川内原発・原子力ムラが、被害を一手に引き受けてくれるのなら、勝手に再稼動して滅んで下さいと言えるが、

 何の罪もない私たちの頭上にも死の灰は降り、二度目の原発事故が起これば、私たちの愛する日本の国そのものが滅亡してしまう怖れがある以上、無謀な再稼動を許すわけにはいかない。

『緊急!池上彰と考える“巨大噴火” 日本人へ…古代ローマからの警告』

テレビ未来遺産 緊急!池上彰と考える巨大噴火日本人へ古代ローマからの警告▽富士山 噴火... 投稿者 sakumoenter011

関連記事 “日本一危険”な川内原発に、新規制基準・第一号「仮・合格証」??
       審査大詰め川内原発 「もし、雲仙普賢岳のような火砕流が襲ったなら・・」
       川内原発 山側800Mに未知の断層:九電・規制委は無視??
       川内原発:田中規制委員長「安全だとは私は言わない、ゴールではない」

 東京新聞より
巨大噴火リスク 川内原発 核燃料緊急移送 手つかず
1【火山の巨大噴火リスクを抱える九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)で、九電は予兆を察知した場合には核燃料を安全な場所に緊急移送すると明言しながら、実際には原子炉を止めて運び出すまでに二年以上かかる上、搬出方法や受け入れ先の確保なども具体的に検討していないことが分かった。(小倉貞俊)

 原子力規制委員会は緊急移送を条件に、川内原発が新規制基準を満たしていると判断した。
 九電の担当者は取材に「巨大噴火の予兆は噴火する数十年前に察知できるとの前提なので、その時に検討する」とコメント。

 規制委の審査担当者は「現状は方針を宣言した段階で、今後の審査で具体策を示してもらう。ただ、どこまで具体的に踏み込めるかは難しいだろう」としている。
 川内原発をめぐる自然災害で最も脅威となるのが、周辺に五つあるカルデラの巨大噴火だ。原発から四十キロの姶良(あいら)カルデラで三万年前に起きた噴火と同じ想定では、火砕流が原発敷地内に到達する可能性がある。

 規制委の新基準による審査で、九電は「原発の運転中に巨大噴火が起きる可能性は小さい」と主張。衛星利用測位システム(GPS)の観測などで噴火の予兆を監視し、カルデラ周辺の地盤の動きなどで異常が確認されれば、原発を止めて核燃料を緊急移送する方針を示し、規制委は基準を満たすと判断した。

 運転中の原子炉内の核燃料は強い放射線と高熱を発し続けており、原発を止めてもすぐには動かせない。数日間は炉内で循環冷却した後、隣接するプールで長期間冷却する必要がある。

 九電や核燃料の輸送会社への取材では、外部に運び出すにはプール内で少なくとも二年二カ月冷やした後、専用の輸送容器を使うことが不可欠。九電は輸送容器を所有しておらず、輸送会社が持つ全ての容器を使っても一度に移送できるのは三百五十体。原発内には二千体近い核燃料があり、六回は往復しないと運び出せない。新たに容器を製造するにも約三年かかる。

 核燃料を運び込む先も確保できていない。九電玄海原発(佐賀県)のプールは満杯に近い。青森県六ケ所村の再処理工場のプールも満杯。他の電力会社の原発のプールを使う道もあるが、協議をしていない。

 空冷式の貯蔵容器で保管する方法は、保管場所を確保していない上、空冷式には、あらかじめ五~八年冷やした後の核燃料しか入れられない。
 川内原発の審査結果案に関し、規制委は8月15日まで意見募集(パブリックコメント)をしている。詳しくは規制委のホームページ(http://www.nsr.go.jp/)右側にある「パブリックコメント一覧」で。】