高松市選管職員の不正開票が発覚したきっかけは、参院選比例代表で圧勝した自民党・衛藤候補に、
複数の有権者が「自分は衛藤氏に投票した」と証言しているにも拘らず得票が「0票」だった事件。
その後、市民の刑事告発により高松地検の捜査の手が、犯人はなんと公選法の規定を盾に
再開票を頑なに拒んだ山地利文容疑者本人だった。
数合わせ?の白票300票水増しと、衛藤候補の「得票0」との関連、他の候補者の得票操作の有無は
依然として不明だが、
選管職員にその気さえあれば、選挙結果を思い通りに操作する不正開票が可能という憂うべき事態を
このまま放置するわけにはいかないだろう。
関連記事 参院選:自民・衛藤氏「得票0」の謎:不正の犯人は自動読み取り分類機??
衆院選 開票疑惑
自民圧勝の衆院選で不正開票? 集計バーコード入れ替わり他候補にカウント
認知症患者の不在者投票偽造容疑 自民党市議実弟の施設長ら逮捕
毎日新聞より
公選法違反容疑:白票300票水増しの高松市選管職員逮捕
【昨年7月に実施された参院選の開票の際、白票を約300票水増ししたとして、高松地検特別刑事部は25日、前高松市選管事務局長で開票管理者代理だった山地利文容疑者(59)ら3人を公職選挙法違反(投票増減)容疑で逮捕した。
この選挙を巡っては、全国で20万票以上を集めて当選した自民候補の得票が同市では「0票」となるなど開票作業に疑問が出されており、地検はこの経緯とも関連があるとみて捜査している。
中 略
逮捕容疑は昨年7月21日に高松市の体育館であった参院比例代表の開票作業の際、3人で共謀し、集計入力が済んでいる白票を、事情を知らない集計入力担当者に手渡して再度集計、入力させるなどして白紙投票を約300票増加させた、とされる。
関係者によると、3人は白票をまとめた束に付けるバーコードを張り替え、二重集計の発覚を免れていた、という。地検は25日までに、市選管を捜索し、パソコンや投票用紙などを押収した。
参院選では、比例代表で再選した自民党の衛藤晟一(せいいち)首相補佐官の得票が高松市で0票だった。衛藤氏は07年参院選で432票を得ていた。
開票後、複数の有権者が「自分は衛藤氏に投票した」と証言し問題化したが、公選法は有権者が再点検などを求めて提訴できるのは開票日から30日以内と定めているため、再開票はされず、その後の市の調査でも原因は不明とされた。
昨年9月、市民の刑事告発があり、地検が捜査する中で白票の水増しが発覚したという。
山地容疑者の逮捕について、昨年8月、市選管に投票用紙の再点検を求める抗議文を提出した同市の自営業、亀山巧さん(63)は
「山地容疑者は、公選法の規定を理由に『再点検できない』の一点張りだった。選管が組織ぐるみで隠蔽(いんぺい)したと受け止められても仕方ない」と批判した。】
複数の有権者が「自分は衛藤氏に投票した」と証言しているにも拘らず得票が「0票」だった事件。
その後、市民の刑事告発により高松地検の捜査の手が、犯人はなんと公選法の規定を盾に
再開票を頑なに拒んだ山地利文容疑者本人だった。
数合わせ?の白票300票水増しと、衛藤候補の「得票0」との関連、他の候補者の得票操作の有無は
依然として不明だが、
選管職員にその気さえあれば、選挙結果を思い通りに操作する不正開票が可能という憂うべき事態を
このまま放置するわけにはいかないだろう。
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認知症患者の不在者投票偽造容疑 自民党市議実弟の施設長ら逮捕
毎日新聞より
公選法違反容疑:白票300票水増しの高松市選管職員逮捕
【昨年7月に実施された参院選の開票の際、白票を約300票水増ししたとして、高松地検特別刑事部は25日、前高松市選管事務局長で開票管理者代理だった山地利文容疑者(59)ら3人を公職選挙法違反(投票増減)容疑で逮捕した。
この選挙を巡っては、全国で20万票以上を集めて当選した自民候補の得票が同市では「0票」となるなど開票作業に疑問が出されており、地検はこの経緯とも関連があるとみて捜査している。
中 略
逮捕容疑は昨年7月21日に高松市の体育館であった参院比例代表の開票作業の際、3人で共謀し、集計入力が済んでいる白票を、事情を知らない集計入力担当者に手渡して再度集計、入力させるなどして白紙投票を約300票増加させた、とされる。
関係者によると、3人は白票をまとめた束に付けるバーコードを張り替え、二重集計の発覚を免れていた、という。地検は25日までに、市選管を捜索し、パソコンや投票用紙などを押収した。
参院選では、比例代表で再選した自民党の衛藤晟一(せいいち)首相補佐官の得票が高松市で0票だった。衛藤氏は07年参院選で432票を得ていた。
開票後、複数の有権者が「自分は衛藤氏に投票した」と証言し問題化したが、公選法は有権者が再点検などを求めて提訴できるのは開票日から30日以内と定めているため、再開票はされず、その後の市の調査でも原因は不明とされた。
昨年9月、市民の刑事告発があり、地検が捜査する中で白票の水増しが発覚したという。
山地容疑者の逮捕について、昨年8月、市選管に投票用紙の再点検を求める抗議文を提出した同市の自営業、亀山巧さん(63)は
「山地容疑者は、公選法の規定を理由に『再点検できない』の一点張りだった。選管が組織ぐるみで隠蔽(いんぺい)したと受け止められても仕方ない」と批判した。】