大方の予想通り、自然の摂理に逆らった虚大プロジェクト「凍土壁」は、早くも暗礁に。
流動する地下水を冷凍棒で凍らす?前代未聞の珍プロジェクト、公開された実証実験では、水溜りすら凍っておらず、周囲の土壌がシャーベット状になっただけのように見えたが・・
元々「凍土壁」は、トンネル工事などで出水を防止するため周囲を一時的に凍らせる、流水そのものを凍結させるなど想定外の工法、液体窒素でも注入しない限り、流動する地下水を凍らせるなど不可能だろう。
関連記事 虚大プロジェクト「凍土壁」に暗雲!埋設物170カ所と交差、事実上施行不能!?
前代未聞「凍土遮水壁」の成算 流れが速いと凍らない
参考資料 凍土遮水壁の検討事項に対する進捗状況 東京電力株式会社 鹿島建設株式会社
【福島第一原発】凍土壁実証実験
馬淵澄夫: 凍土壁のリスクを過小評価してないか?9/30 国会
NHKニュースWEBより
地下トンネルの汚染水 十分に凍らず
【東京電力福島第一原子力発電所で汚染水が地下のトンネルから海に流れ出すのを防ぐため、トンネル内の汚染水の一部を凍らせて氷の壁を作り、止水する作業が進められていますが、凍結を始めてから、およそ1か月半がたった今も十分に凍らず、止水できていないことが分かりました。
福島第一原発では汚染水が増える原因となっている地下水の流入を防ぐため、1号機から4号機の周りの地盤を1.5キロにわたって凍らせる「凍土壁」の建設が進められていますが、これほど大規模なものは過去に例がなく、技術的な難しさを指摘する声も上がっています。
これとは別に、2号機と3号機ではメルトダウンした燃料を冷やした汚染水の一部、およそ1万1000トンが「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルに流れ込み、ここから海に流れ出している可能性が指摘されています。
東京電力は、このうち2号機の汚染水を止水するため、トレンチの入り口の部分に地上から配管を打ち込み、冷却用の液体を流し込んで汚染水の一部を凍らせ、氷の壁を作る作業を進めています。
ところが、内部の温度を測ったところ、ことし4月末から凍結を始めたにもかかわらず、いまだに一部が凍っていないことが分かりました。
トレンチ内にある構造物が障害となって、均等に汚染水を冷やすことができないことに加え、トレンチの中で汚染水が常に流れていることが原因とみられていて、東京電力は汚染水の流れを抑えたり、凍結用の配管を増やしたりして改善を図ることにしています。
東京電力では今月中に2号機のトレンチの止水を終え、来月から中にたまった汚染水を取り除く計画でしたが、計画どおりに氷の壁が完成するかどうかは不透明な状況だとしています。
また、3号機でも同じ作業が進められていて、東京電力は今年度中にトレンチ内の汚染水をすべて取り除く計画ですが、全体のスケジュールへの
流動する地下水を冷凍棒で凍らす?前代未聞の珍プロジェクト、公開された実証実験では、水溜りすら凍っておらず、周囲の土壌がシャーベット状になっただけのように見えたが・・
元々「凍土壁」は、トンネル工事などで出水を防止するため周囲を一時的に凍らせる、流水そのものを凍結させるなど想定外の工法、液体窒素でも注入しない限り、流動する地下水を凍らせるなど不可能だろう。
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前代未聞「凍土遮水壁」の成算 流れが速いと凍らない
参考資料 凍土遮水壁の検討事項に対する進捗状況 東京電力株式会社 鹿島建設株式会社
【福島第一原発】凍土壁実証実験
馬淵澄夫: 凍土壁のリスクを過小評価してないか?9/30 国会
NHKニュースWEBより
地下トンネルの汚染水 十分に凍らず
【東京電力福島第一原子力発電所で汚染水が地下のトンネルから海に流れ出すのを防ぐため、トンネル内の汚染水の一部を凍らせて氷の壁を作り、止水する作業が進められていますが、凍結を始めてから、およそ1か月半がたった今も十分に凍らず、止水できていないことが分かりました。
福島第一原発では汚染水が増える原因となっている地下水の流入を防ぐため、1号機から4号機の周りの地盤を1.5キロにわたって凍らせる「凍土壁」の建設が進められていますが、これほど大規模なものは過去に例がなく、技術的な難しさを指摘する声も上がっています。
これとは別に、2号機と3号機ではメルトダウンした燃料を冷やした汚染水の一部、およそ1万1000トンが「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルに流れ込み、ここから海に流れ出している可能性が指摘されています。
東京電力は、このうち2号機の汚染水を止水するため、トレンチの入り口の部分に地上から配管を打ち込み、冷却用の液体を流し込んで汚染水の一部を凍らせ、氷の壁を作る作業を進めています。
ところが、内部の温度を測ったところ、ことし4月末から凍結を始めたにもかかわらず、いまだに一部が凍っていないことが分かりました。
トレンチ内にある構造物が障害となって、均等に汚染水を冷やすことができないことに加え、トレンチの中で汚染水が常に流れていることが原因とみられていて、東京電力は汚染水の流れを抑えたり、凍結用の配管を増やしたりして改善を図ることにしています。
東京電力では今月中に2号機のトレンチの止水を終え、来月から中にたまった汚染水を取り除く計画でしたが、計画どおりに氷の壁が完成するかどうかは不透明な状況だとしています。
また、3号機でも同じ作業が進められていて、東京電力は今年度中にトレンチ内の汚染水をすべて取り除く計画ですが、全体のスケジュールへの