週刊朝日2011年7月22日号のインタビューで、吉田所長は「現場としては、国民に本当のことを知らせるべきだと・・」

 福島第一原発の最高幹部がついに語った【フクシマの真実:前編】では更に、「フクイチが地震と津波、どちらでやられたのかといえば、まず地震で建屋や配管、電気系統など、施設にかなりの被害を受けたのは事実です。地震直後、「配管がだめだ」「落下物がある」などと緊急連絡が殺到しました。制御室からも「配管や電気系統がきかなくなった」などと、すさまじい状況で、多くの作業員が逃げ出した。耐震性に問題があったのは否めません。 」と

 「吉田調書」には、安倍政権・原子力ムラが隠蔽したい事実が満載、なんとしても公開を阻止したい・・上申書をでっち上げる動機は充分。

 公開された非開示を求める?上申書の署名・押印部分は例によって黒塗り、加一字とある部分にあるべき
訂正印もなし、およそ公式文書の体を成していない。

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原発事故の吉田前所長インタビュー
「--第1原発の現場の声を伝えてほしい。

 ◆昨年の大震災、それから私たちの発電所の事故で福島県の地元の方々に本当にご迷惑をおかけしている。この場で深くおわび申し上げる。
 まだしばらくこういう状況が続くが、我々も全力を挙げて復旧しており、ご理解をお願いする。本来ならこの講演会に自分で出てきたいと思っていたが、昨年末から病気でずっと入院していてまだ体力が回復していない。そういう中でこういうビデオレターということで失礼する。
 政府などの事故調査委員会が開催されている中で、なかなか一般のマスコミの方に我々の生の声を届けるわけにはいかないと思っていた。事故調査委員会が一段落するまでは変な形でお話しをすることはルール違反になると私は思っていた。
 そういう中で(今回)話を聞いていただけるということは大変ありがたいと思っている。」一部抜粋

吉田元所長の「上申書」の公表について 内閣官房
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