如何に経済界が規制委を急かせようとも、肝心の九電の申請書類が揃わなければ、審査の進めようがない。
仮に全ての申請書類が揃ったとしても、ポンペイを一夜にして火砕流に飲み込んだベスビオス火山のように桜島、霧島、阿蘇など九州南部の火山が大噴火を起こせば、主を失った川内原発は・・日本の運命は・・
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審査大詰め川内原発 「もし、雲仙普賢岳のような火砕流が襲ったなら・・」
緊急!池上彰と考える"巨大地震...その時命を守るために
日本経済新聞より
川内原発、今夏の再稼働微妙に 九電申請書に不備
【原子力規制委員会が優先的な審査を進めている九州電力の川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働時期が遅れる可能性が出てきた。規制委は8日、九電が4月末に提出していた申請書に42件の不備があるとして再提出を求めた。不備の大部分は単純な記載漏れだが、九電側の対応が遅れれば、8月の電力需要のピークに再稼働が間に合わない可能性もある。
不備は「竜巻対策」「火災対策」など27分野の42件。建屋の火災対策のため…】
九電・川内原発、申請書再提出は5月最終週に
【九州電力は15日、原子力規制委員会が優先的な審査を進めている川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)で、安全対策の大枠を記した「設計の基本方針」の申請書の再提出時期が5月の最終週になるという見通しを明らかにした。4月末に規制委に提出していたが、記載漏れがあるとして再提出を求められていた。
また、「工事計画」と「運転管理体制」を記した申請書の提出時期も6月にずれ込むという。これまでは5月末までに提出するとしていた。
これら3つの申請書は規制委が審査の合格判定を下すにあたって前提になる資料。九電は川内原発の今夏の再稼働を目指しているが、書類提出が遅れれば審査合格が遅れ、再稼働の時期に影響する可能性もある。】
関経連と九経連、原発審査の迅速化要望
【関西経済連合会と九州経済連合会は14日午前、原子力規制委員会に対し、原子力発電所の再稼働に向けた安全審査を速めるよう要望した。九経連の麻生泰会長(麻生セメント社長)は「産業界には(電力の)供給力への不安が強い」と指摘。電気料金が上がると地域経済に与える影響も大きいと懸念を示した。関経連からは佐藤広士副会長(神戸製鋼所会長)らが出席した。規制委側は事務局トップの池田克彦・原子力規制庁長官が応対し「鋭意、作業している」として理解を求めた。】
川内原発、8月再稼働難しく 九電の申請書再提出遅れ
【原子力規制委員会が優先審査を進めている九州電力の川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の再稼働が、電力需要のピークとなる8月には間に合わない見通しになった。九電が4月に提出した申請書に不備があり、修正に時間がかかっているため。再提出は5月末になる見通し。今後の手続きにかかる時間を考えると再稼働は9月以降にずれ込む公算が大きい。
規制委の審査に合格するには、審査で受けた指摘を反映させて申請書をつくり、提出する必要がある。九電は安全対策の大枠を記した「設計の基本方針」の申請書を4月末に提出したが、42件もの記載漏れが見つかり再提出を求められていた。
九電の中村明・上席執行役員は15日、この書類の再提出が「5月の最後の週になる」との見通しを明らかにした。当初予定と比べて1カ月ほど作業がずれ込んだ形だ。
この申請書は、規制委が審査の合格証明書にあたる「審査書案」をつくるための前提になる資料。提出が遅れる分だけ、規制委による審査書案づくりや、その後に予定されている意見募集の手続きも遅れることになる。
電力会社が規制委に提出する申請書は「設計の基本方針」のほかに「工事計画」「運転管理体制」がある。九電は残る2種類の書類について、もともと5月末に提出できるという見通しを示していたが、こちらも6月にずれ込む見込みという。
規制委の審査に合格しても、実際に再稼働するには原発機器の検査、地元自治体による同意などの手続きも必要だ。これらの手続きにどの程度の時間がかかるかも明確にはなっていない。今夏の電力需給対策の切り札と期待される川内原発がいつ再稼働するかで不透明感が強まっている。】
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日本経済新聞より
川内原発、今夏の再稼働微妙に 九電申請書に不備
【原子力規制委員会が優先的な審査を進めている九州電力の川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働時期が遅れる可能性が出てきた。規制委は8日、九電が4月末に提出していた申請書に42件の不備があるとして再提出を求めた。不備の大部分は単純な記載漏れだが、九電側の対応が遅れれば、8月の電力需要のピークに再稼働が間に合わない可能性もある。
不備は「竜巻対策」「火災対策」など27分野の42件。建屋の火災対策のため…】
九電・川内原発、申請書再提出は5月最終週に
【九州電力は15日、原子力規制委員会が優先的な審査を進めている川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)で、安全対策の大枠を記した「設計の基本方針」の申請書の再提出時期が5月の最終週になるという見通しを明らかにした。4月末に規制委に提出していたが、記載漏れがあるとして再提出を求められていた。
また、「工事計画」と「運転管理体制」を記した申請書の提出時期も6月にずれ込むという。これまでは5月末までに提出するとしていた。
これら3つの申請書は規制委が審査の合格判定を下すにあたって前提になる資料。九電は川内原発の今夏の再稼働を目指しているが、書類提出が遅れれば審査合格が遅れ、再稼働の時期に影響する可能性もある。】
関経連と九経連、原発審査の迅速化要望
【関西経済連合会と九州経済連合会は14日午前、原子力規制委員会に対し、原子力発電所の再稼働に向けた安全審査を速めるよう要望した。九経連の麻生泰会長(麻生セメント社長)は「産業界には(電力の)供給力への不安が強い」と指摘。電気料金が上がると地域経済に与える影響も大きいと懸念を示した。関経連からは佐藤広士副会長(神戸製鋼所会長)らが出席した。規制委側は事務局トップの池田克彦・原子力規制庁長官が応対し「鋭意、作業している」として理解を求めた。】
川内原発、8月再稼働難しく 九電の申請書再提出遅れ
【原子力規制委員会が優先審査を進めている九州電力の川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の再稼働が、電力需要のピークとなる8月には間に合わない見通しになった。九電が4月に提出した申請書に不備があり、修正に時間がかかっているため。再提出は5月末になる見通し。今後の手続きにかかる時間を考えると再稼働は9月以降にずれ込む公算が大きい。
規制委の審査に合格するには、審査で受けた指摘を反映させて申請書をつくり、提出する必要がある。九電は安全対策の大枠を記した「設計の基本方針」の申請書を4月末に提出したが、42件もの記載漏れが見つかり再提出を求められていた。
九電の中村明・上席執行役員は15日、この書類の再提出が「5月の最後の週になる」との見通しを明らかにした。当初予定と比べて1カ月ほど作業がずれ込んだ形だ。
この申請書は、規制委が審査の合格証明書にあたる「審査書案」をつくるための前提になる資料。提出が遅れる分だけ、規制委による審査書案づくりや、その後に予定されている意見募集の手続きも遅れることになる。
電力会社が規制委に提出する申請書は「設計の基本方針」のほかに「工事計画」「運転管理体制」がある。九電は残る2種類の書類について、もともと5月末に提出できるという見通しを示していたが、こちらも6月にずれ込む見込みという。
規制委の審査に合格しても、実際に再稼働するには原発機器の検査、地元自治体による同意などの手続きも必要だ。これらの手続きにどの程度の時間がかかるかも明確にはなっていない。今夏の電力需給対策の切り札と期待される川内原発がいつ再稼働するかで不透明感が強まっている。】