その昔、ガリレオ・ガリレイは、「それでも地球は回っている」と宗教裁判でつぶやき、
異端者としてすべての役職を奪われ軟禁され、

 百年戦争でフランスを救った英雄・ジャンヌダルクは、イギリス軍の手により宗教裁判にかけられ、
魔女として火あぶりの刑に処されたが。

 教会という権威、学会という権威に逆らう者は、何時の世も迫害を受ける運命か?

 渦中の「STAP細胞」は、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際は、
「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」

 そして今年1月末、異例の厳戒態勢の中 ネイチャー誌に掲載されるや大フィーバーに。
そして大バッシング。

 果たして、学会の常識を覆す革命的な研究「STAP細胞」は実在するのか?
捏造疑惑に「STAP現象は何度も確認された真実」と小保方晴子氏は主張するが。

 小保方晴子氏は、革新的研究者か?ただの大嘘つきか?

 会見で、「STAP細胞」の実在する証拠が、いっさい提出されないことが気にかかる。

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 THE PAGEより
小保方晴子さん会見コメント全文
【この度はSTAP細胞に関する論文の作成に関し、私の不注意、不勉強、未熟さ故に多くの疑念を生み、理化学研究所及び共同執筆者の皆様をはじめ、多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを心よりお詫び申し上げます。また、責任を重く受け止め、深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした。今日まで、筆頭著者である私から何も情報の発信が出来なかったことを重ねてお詫び申し上げます。

 国際間をまたぐ2つの研究室で、2報分のNature論文のデータを同時にまとめ執筆していく作業は私の能力を遥かに越えていたのかも知れませんが、私はその時々に論文発表に向け全力で取り組んで参りました。生物系の論文の基本的な執筆法や提示法について不勉強なままでの作業になり、それに加え私の不注意も加わり、結果的に多数の不備が生まれてしまったことを大変情けなく、申し訳なく思っております。それでも私はSTAP現象がいつか必ず誰かの役に立つと信じ、研究を続けてきました。多くの研究者の方々から見れば、考えられないようなレベルでの間違いだと思いますが、この間違いによって論文の研究結果に影響しない事と、なにより実験は確実に行われておりデータも存在していることから、私は決して悪意をもってこの論文を仕上げた訳ではないことをご理解いただきたく存じます。

 そもそも私が正しく図表を提示していたならば、調査委員会自体も必要なく、お忙しい中、調査に参加してくださった調査委員の先生方にも心からのお詫びと感謝を申し上げます。しかし、調査結果では、事実関係をよく理解していただかないまま不正と判定されてしまいました。弁明と説明の機会を十分に与えてくださったならば、必ず間違いが起こった経緯を理解していただけるものと思いますので、昨日不服申立てをさせていただきました。

 STAP現象は何度も確認された真実です。私はSTAP現象に出会って以降、この現象を発表する使命感と共に、毎日実験に取り組んでまいりました。そして、この現象のメカニズムが詳しく理解され、いつか多くの人に役立つ技術にまで発展さえていける日を夢みてきました。どうかSTAP現象が論文の体裁上の間違いで否定されるのではなく、科学的な実証・反証を経て、研究が進むことを何よりも望んでおります。

 この度は本当に申し訳ありませんでした。

                                小保方晴子】