規制値(1キロ当たり100ベクレル以下)を下回っても、50ベクレルを『安定して』下回らなければ、
出荷制限は解除出来ない。
今回の水産庁の指導は、安全側に立ったもの。 80ベクレルのワカサギがごろごろ釣れるなら、
100ベクレル超のワカサギも潜んでいるだろうとの判断。
お役所が、想定外を想定し、安全側に立った極めて稀なケース。
しかし、一度 出荷制限が解除されれば、安全側に立った指導はできない。
結果99ベクレルの影に隠れ、100ベクレル超の食品が店頭に並ぶ恐れも・・寧ろ解禁後の方が危険!?
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南相馬沖のアイナメから、基準値380倍のセシウム:もし九州で水揚げされたなら
アメリカも放射性物質の輸入規制強化:政府マスコミはダンマリ
YOMIURI ONLINEより
ワカサギ持ち帰り「待った」セシウム巡り国指導
【群馬県は20日、今月14日に全面解禁した赤城大沼(前橋市)のワカサギ釣りについて、国の指導を受け、再び「持ち帰り自粛」を要請した。
出荷制限の解除要件となる「安定して規制値(1キロ当たり100ベクレル以下)を下回る」という放射性セシウムの基準について、国と県の間に見解の相違があったためだ。県は「国から『安定して下回る』という目安は50ベクレルだという話をいただいた。漁業者に迷惑をかけた」と陳謝した。
県蚕糸園芸課によると、県が水産庁に「解禁決定」を報告した17日、同庁から再考するよう求められた。同庁は、県との協議の中で「解除を決定する目安は50ベクレル」との見解を説明。県は20日、赤城大沼漁業協同組合の組合員らに説明し、「持ち帰り自粛」を要請した。組合員からは「せっかく釣り客が戻ってきたのに」と落胆の声が上がった。
国の基準では、赤城大沼のワカサギのような「内水面魚種」の場合、出荷自粛を解除する要件は〈1〉複数の場所で少なくとも1か月(週1回、計4回)以上検査し、〈2〉その結果が安定して規制値(100ベクレル)を下回っている――などだ。県は今年に入り、8回連続(計2か月)で100ベクレル以下で、直近2回が80ベクレル台だったことから「安定して規制値を下回っている」という基準を満たしたと判断し、出荷自粛を解除した。
これに対し、水産庁は不十分と指摘。同庁漁業調整課の担当者は「『安定』の解釈として、規制値を超える魚がほぼいないと思われる50ベクレルを目安にしている。文言はないが、事前に相談があれば、時期尚早ではないかと言っていた。県が独自で判断されたのは残念だ」と話した。
茂木一義・農政部長は、水産庁に事前相談しなかったことについて陳謝。その上で、「50ベクレルはあくまで目安であり、100ベクレルという『基準値』は下回っている。さらなる安全性を確保するための判断。風評被害がないように一生懸命対応していく」と話した】
出荷制限は解除出来ない。
今回の水産庁の指導は、安全側に立ったもの。 80ベクレルのワカサギがごろごろ釣れるなら、
100ベクレル超のワカサギも潜んでいるだろうとの判断。
お役所が、想定外を想定し、安全側に立った極めて稀なケース。
しかし、一度 出荷制限が解除されれば、安全側に立った指導はできない。
結果99ベクレルの影に隠れ、100ベクレル超の食品が店頭に並ぶ恐れも・・寧ろ解禁後の方が危険!?
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ワカサギ持ち帰り「待った」セシウム巡り国指導
【群馬県は20日、今月14日に全面解禁した赤城大沼(前橋市)のワカサギ釣りについて、国の指導を受け、再び「持ち帰り自粛」を要請した。
出荷制限の解除要件となる「安定して規制値(1キロ当たり100ベクレル以下)を下回る」という放射性セシウムの基準について、国と県の間に見解の相違があったためだ。県は「国から『安定して下回る』という目安は50ベクレルだという話をいただいた。漁業者に迷惑をかけた」と陳謝した。
県蚕糸園芸課によると、県が水産庁に「解禁決定」を報告した17日、同庁から再考するよう求められた。同庁は、県との協議の中で「解除を決定する目安は50ベクレル」との見解を説明。県は20日、赤城大沼漁業協同組合の組合員らに説明し、「持ち帰り自粛」を要請した。組合員からは「せっかく釣り客が戻ってきたのに」と落胆の声が上がった。
国の基準では、赤城大沼のワカサギのような「内水面魚種」の場合、出荷自粛を解除する要件は〈1〉複数の場所で少なくとも1か月(週1回、計4回)以上検査し、〈2〉その結果が安定して規制値(100ベクレル)を下回っている――などだ。県は今年に入り、8回連続(計2か月)で100ベクレル以下で、直近2回が80ベクレル台だったことから「安定して規制値を下回っている」という基準を満たしたと判断し、出荷自粛を解除した。
これに対し、水産庁は不十分と指摘。同庁漁業調整課の担当者は「『安定』の解釈として、規制値を超える魚がほぼいないと思われる50ベクレルを目安にしている。文言はないが、事前に相談があれば、時期尚早ではないかと言っていた。県が独自で判断されたのは残念だ」と話した。
茂木一義・農政部長は、水産庁に事前相談しなかったことについて陳謝。その上で、「50ベクレルはあくまで目安であり、100ベクレルという『基準値』は下回っている。さらなる安全性を確保するための判断。風評被害がないように一生懸命対応していく」と話した】