年末年始14泊15日、住みなれた我が家での束の間の団欒。

 福島原発事故で故郷を追われ2年9ヶ月、健康を害するレベルの放射能に囲まれての束の間の幸せ、
被ばくと我が家に帰れないストレス、どちらが不幸せ?

 被ばくによる健康被害に目をつむってでも、危険な我が家に住む方が幸せなのだろうか?
故郷を奪われた当事者でなければわからないかも知れないが、放射能に敏感な子供たちだけは
安全な場所で暮らさせてあげてほしい。

 本当は、職場も家も家族も揃って、旧ソ連がチェルノブイリ原発事故後に避難民のために造ったスラブチチのような希望の街で暮らせればいいのでしょうが・・安倍総理にはそんな思いやりはないでしょうね。

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 福島民報より
聖夜わが家で 年末年始特例宿泊始まる
【東京電力福島第一原発事故に伴う南相馬、川俣、川内、葛尾、飯舘の5市町村の「避難指示解除準備」「居住制限」の両区域で24日、年末年始の特例宿泊が始まった。期間は来年1月7日までの最長14泊15日。住民は久しぶりのわが家でゆったりとした時間を過ごしている。
 南相馬市小高区と楢葉町は今回が初めての実施。このうち、南相馬市小高区泉沢の建築業伊東忠治さん(61)は家族5人で同市鹿島区の仮設住宅から自宅に戻り、久しぶりにわが家での夕食を楽しんだ。

 食卓にはクリスマスに合わせてケーキやすしが並び、家族は笑顔を見せていた。妻ヒロ子さん(54)は「狭くて壁の薄い仮設住宅では心から落ち着くことができない。久しぶりにゆっくり眠れそう」と穏やかな表情を見せた。

 宿泊できるのは年間被ばく放射線量が20ミリシーベルト以下の避難指示解除準備区域と、20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下の居住制限区域。住民は市町村から貸与された個人線量計で外部被ばく線量を管理する。28日には最長8泊9日の日程で楢葉町でも実施される。6市町村合わせて556世帯(1701人)が登録。6市町村とは別に、田村市都路地区の一部は8月から長期間の宿泊が認められている。 】