どうやら、地球温暖化防止のため、CO2を排出しない原発? という利点は幻だったようだ。

 実際には、膨大な量の温排水を排出する原発は、CO2並みに地球温暖化に貢献?している。

 原発の温排水が止まり海水温が低下した若狭湾からは、南方系の魚介類が消え、北方系の魚介類が戻ってきた。その上 厄介者のエチゼンクラゲの被害も激減、良いこと尽くめだ。

 昨年7月には、大飯原発がクラゲ大量発生で発電出力低下という珍事もあったが、
自ら吸い寄せ育てた?クラゲに襲われ出力低下とは、自業自得ということか?

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 livedoor Newsより
原発の温排水とクラゲ大発生は関係があるのか?
【現在、日本で稼働している原発は1基もない。これまで、原発を冷やすために取り込んだ海水が温められ、海に放出され続けてきた。ところがこの「温排水」が止まったことで、原発周辺の海域の環境が回復してきているという! 原発停止によって(良い意味で)激変した各地の海の状況をリポートする。

◆クラゲ大発生の漁業被ew害も激減

若狭湾で50年間漁を続けているベテラン漁師の藤川満喜さんも海の変化を感じている。

「クラゲの大発生に悩まされることが少なくなってきているのが助かるよ。エチゼンクラゲなんかは、1mをゆうに超えるバカデカいやつで重さも200kg以上。その重さで漁網は破られるわ、一番の収入源であるカニも潰されて売り物にならなくなるわで、さんざんな目に遭わされてきたからね。ミズクラゲも気持ち悪いくらい大発生して、ホタルイカ漁などで漁業被害が出ていたけど、最近はそうした被害も少なくなってきているよ」

 中 略 
 
 原発がエチゼンクラゲを吸い寄せている可能性もあります。高浜原発が稼働中に取水する量は、京都府最大級の河川である由良川が海にそそぐ量の約5倍。膨大な取水で発生する海流によって、クラゲなど遊泳力が弱い生物は引き寄せられてしまうのです」

 藤川さんも「以前、原発の取水口を間近で見たとき、海に巨大な渦ができていた」と語る。

「鳴門海峡の大渦潮かと思うくらいの大きさでゾッとしたよ。あれだけの勢いで海水を吸い込んでいれば、何も影響がないわけがない」

 益田所長は「原発の温排水が停止してからの変化は想像以上に劇的なものでした」と語る。

「冬を越せずに死んでしまう南方系の魚介類には気の毒ですが、温排水のない海のほうが、健全で望ましい生態系だといえるでしょう」】