「若い人の投票率が低いと、選挙に勝たなければならない政治家は、高齢者を向いた政策を大切にする」
そして、老人はしがらみに縛られ投票する。
若者が政治に失望して棄権すれば、JA票、学会表、連合票、xx業界票・・組織票に守られた大政党は喜び、理想とは程遠い政治が繰り返される。
尤も今回は、TPP反対で騙し打ちに遭ったJA票の自民離れも有り得るが・・
民主政治は国民が育てるもの、政治家を野放しにすれば、官僚や財界と結託して、民主政治とは掛け離れた悪政を行う。それは今までの歴史が証明している。
政治家は選挙で落とせるが、その影に隠れて彼らを操る官僚の首は挿げ替えれない。
しかし、政・官・財 彼らの暴走を止められるブレーキは、私たちに与えられた、たった一票だけ。
私たちの一票を結集し、民主政治を蔑ろにする、政・官・財“悪のトライアングル”と辛抱強く闘わなければ、
私たちの願う民主政治は、いつまで経っても実現しない。
前回の総選挙で私たちが期待した民主党は、官僚の巻き返し、野田一派の裏切りで、第2自民党に変質してしまったが、
失望のあまり棄権して、元の自公政権に戻してしまったことがどんな結果を招くか?
来年7月の参議院までに、冷静になって良く考えていただきたい。
民主政治を守るには、どの党の暴走も許さないことが肝要。自民党に与えてしまった294議席が、
“キチガイに刃物”にならなければ良いのだが・・
教育xChuoOnlineより
2012年衆院選結果の一つの見方
【1)自民党は本当に勝ったのか?
小選挙区選では「圧勝」だが比例選では「大敗」とすると、果たして自民党は勝ったのか負けたのか。通例の見方は、安定多数の議席を取ったという観点から「圧勝」とみるわけだが、「比例選は直接的に政党に対する民意を反映している」と考えることもできるわけで、「民意」という点では比例選を無視するわけにはいかない。今回の選挙結果は、全体としては自民党の単純な勝利とはいえない。
2)「第3極」に「風」は吹いたのか?
比例選で見る限り、「第3極」全体としては、かなりの「風」が吹いていたと言えるのではないか。投票率が低い中で「第3極」が全体としてこれだけ票を伸ばしたことは、驚きに値すると考えている。「新党疲れ」とか「新党離れ」と言われ、新しい政党に対する警戒感も強い中での得票であり、既成政党に対する失望の大きさを物語っているように私には見える。
3)棄権者は選挙結果に影響したのか?
これらの人々が投票していたら、と想像することは、思考実験として興味深い。棄権者には政党支持なしの人が多いと推測され、マスコミ各社の出口調査の支持なしの人の投票行動を見ると、(そして「第3極」が300小選挙区で統一候補を立て、有権者の「戸惑い」を減らすことに成功していたら)全体の議席の配分もどうなっていたかわからなかった(それが望ましい結果だったかどうかは立場によるとして)可能性がある。
4)民主政治の将来
「素晴らしい」政治家や政党が並んでいれば、『老子』の桃源郷のように、有権者はのんびりして政治に無関心でも、生活を謳歌できる。しかし「民主政治」はそのような制度ではない。有権者の言動が様々な形で政治に反映されていく。棄権も言動の一つであり、好むと好まざるとに関わらず、私たちは政治の中で生きている。有権者は、既成政党や新党に失望することもできるが、彼らに期待しつつ「育てる」こともできる。
財源の裏付けがないなど「実現可能性が低い公約」を掲げる政党に票を入れない、などによって「公約」の質を高めることも可能である。有権者全体としての応答が、日本の民主政治の将来を大きく左右する。
筆者は、年代別投票率に注目しているが、2012年選挙については、まだ明らかではない。明るい選挙推進連盟のHP(http://www.akaruisenkyo.or.jp/070various/071syugi/693/ 2012年12月21日閲覧)に、第31回以降の衆院選について年代別投票率が掲載されている。
これによると、1996年・2003年の投票率が低かった2回の衆院選では、20歳代の投票率は平均約36%(70歳以上の投票率は平均78%)である。投票率が高かった2005年・2009年の2回の衆院選では、20歳代の投票率は平均約48%に上昇した(70歳以上の投票率は平均84%)。今回はいかがであろうか。
国の将来を見据えた、若者を大事にする政治を期待しているが、若い人の投票率が低いと、選挙に勝たなければならない政治家は、高齢者を向いた政策を大切にするようになりかねない。多くの若者が選挙に参加する仕組みを作り出すことも、日本の政治の大きな課題であろう。】
そして、老人はしがらみに縛られ投票する。
若者が政治に失望して棄権すれば、JA票、学会表、連合票、xx業界票・・組織票に守られた大政党は喜び、理想とは程遠い政治が繰り返される。
尤も今回は、TPP反対で騙し打ちに遭ったJA票の自民離れも有り得るが・・
民主政治は国民が育てるもの、政治家を野放しにすれば、官僚や財界と結託して、民主政治とは掛け離れた悪政を行う。それは今までの歴史が証明している。
政治家は選挙で落とせるが、その影に隠れて彼らを操る官僚の首は挿げ替えれない。
しかし、政・官・財 彼らの暴走を止められるブレーキは、私たちに与えられた、たった一票だけ。
私たちの一票を結集し、民主政治を蔑ろにする、政・官・財“悪のトライアングル”と辛抱強く闘わなければ、
私たちの願う民主政治は、いつまで経っても実現しない。
前回の総選挙で私たちが期待した民主党は、官僚の巻き返し、野田一派の裏切りで、第2自民党に変質してしまったが、
失望のあまり棄権して、元の自公政権に戻してしまったことがどんな結果を招くか?
来年7月の参議院までに、冷静になって良く考えていただきたい。
民主政治を守るには、どの党の暴走も許さないことが肝要。自民党に与えてしまった294議席が、
“キチガイに刃物”にならなければ良いのだが・・
教育xChuoOnlineより
2012年衆院選結果の一つの見方
【1)自民党は本当に勝ったのか?
小選挙区選では「圧勝」だが比例選では「大敗」とすると、果たして自民党は勝ったのか負けたのか。通例の見方は、安定多数の議席を取ったという観点から「圧勝」とみるわけだが、「比例選は直接的に政党に対する民意を反映している」と考えることもできるわけで、「民意」という点では比例選を無視するわけにはいかない。今回の選挙結果は、全体としては自民党の単純な勝利とはいえない。
2)「第3極」に「風」は吹いたのか?
比例選で見る限り、「第3極」全体としては、かなりの「風」が吹いていたと言えるのではないか。投票率が低い中で「第3極」が全体としてこれだけ票を伸ばしたことは、驚きに値すると考えている。「新党疲れ」とか「新党離れ」と言われ、新しい政党に対する警戒感も強い中での得票であり、既成政党に対する失望の大きさを物語っているように私には見える。
3)棄権者は選挙結果に影響したのか?
これらの人々が投票していたら、と想像することは、思考実験として興味深い。棄権者には政党支持なしの人が多いと推測され、マスコミ各社の出口調査の支持なしの人の投票行動を見ると、(そして「第3極」が300小選挙区で統一候補を立て、有権者の「戸惑い」を減らすことに成功していたら)全体の議席の配分もどうなっていたかわからなかった(それが望ましい結果だったかどうかは立場によるとして)可能性がある。
4)民主政治の将来
「素晴らしい」政治家や政党が並んでいれば、『老子』の桃源郷のように、有権者はのんびりして政治に無関心でも、生活を謳歌できる。しかし「民主政治」はそのような制度ではない。有権者の言動が様々な形で政治に反映されていく。棄権も言動の一つであり、好むと好まざるとに関わらず、私たちは政治の中で生きている。有権者は、既成政党や新党に失望することもできるが、彼らに期待しつつ「育てる」こともできる。
財源の裏付けがないなど「実現可能性が低い公約」を掲げる政党に票を入れない、などによって「公約」の質を高めることも可能である。有権者全体としての応答が、日本の民主政治の将来を大きく左右する。
筆者は、年代別投票率に注目しているが、2012年選挙については、まだ明らかではない。明るい選挙推進連盟のHP(http://www.akaruisenkyo.or.jp/070various/071syugi/693/ 2012年12月21日閲覧)に、第31回以降の衆院選について年代別投票率が掲載されている。
これによると、1996年・2003年の投票率が低かった2回の衆院選では、20歳代の投票率は平均約36%(70歳以上の投票率は平均78%)である。投票率が高かった2005年・2009年の2回の衆院選では、20歳代の投票率は平均約48%に上昇した(70歳以上の投票率は平均84%)。今回はいかがであろうか。
国の将来を見据えた、若者を大事にする政治を期待しているが、若い人の投票率が低いと、選挙に勝たなければならない政治家は、高齢者を向いた政策を大切にするようになりかねない。多くの若者が選挙に参加する仕組みを作り出すことも、日本の政治の大きな課題であろう。】