想定できた被害を敢て想定せず、東電・福島第一原発がどんな大事故を起こしたか、
関西電力の経営陣はもうお忘れのようだ。

「三つの活断層は連動しない」と非科学的主張をし、ようやく検討したかと思えば、「最大揺れを想定せず」

 いくら都合のいい想定で地震による揺れを過小評価しても、自然は関電の想定に合せてくれず、大飯原発にも甚大な被害をもたらすだろう。

 そのときになって慌てても遅い、関電がどんな大きな被害を受けようが知ったことではないが、
原発事故は、周辺住民だけででなく全国民に直接間接の被害をもたらし、ただでさえ狭い国土に放射能で住むことが出来ない「死のまち」を作ってしまう。

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 YOMIURI ONLINEより
「最大揺れ想定してない」大飯原発、試算に不備
【原子力規制委員会は6日、国内で唯一運転中の関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県)が、7月に施行する原発の新規制基準を満たしているかどうかを確認する会合を開いた。


 関電は同原発の敷地外にある三つの活断層が同時に動いた場合の揺れの計算結果を示したが、予想される最も大きな揺れが計算できていないとして、規制委は関電に再計算を求めた。

 関電はこれまで、活断層の距離が離れていることなどから「三つの活断層は連動しない」と主張しており、連動を想定した揺れの計算を求める規制委とは見解に隔たりがあった。規制委は、3、4号機が新基準に適合するかどうかの判断を6月末に下す予定だが、このままでは間に合わない可能性があり、関電が規制委の要請を受け入れた形だ。

 関電は、活断層が連動する複数のパターンを想定して揺れの大きさを計算したが、規制委は、最も大きな揺れになる条件で計算されていないなどと不備を指摘。再計算を指示した。】