以前にも、巨大外来植物が蔓延る 福島原発周辺の異景で、生態系の異常を取り上げたが・・
今も「チョウの60%に異常が…」、30年以上アブラムシの発生の研究して「まず起こらないような変化」が。

 原発事故から2年経っても、生態系への影響を研究される奇特な専門家は、日本中でたったの二人!?
「こういう問題にあまりかかわりたくない」と、見えざる圧力を怖れて自主規制?が掛かった結果らしい。


そもそも原発事故は生態系に影響を与えていないの... 投稿者 tvpickup

 みんな楽しくHappy♡がいい♪様より
福島原発事故 生態系に影響与えていないのか 2013年5月30日放送 そもそも総研(内容書き出し

【専門家が関心を示さない、その訳とは?
生態系への影響研究なぜ進まない

玉川:なぜですか?なぜっていうか、あの絶対にそれ調べて欲しい事だと思うんですけど。

秋元:
そうです。必要だと思います。
まだほとんど、研究を行うという動きがですね、まず無いですね。

秋元:
ん…、あのぉ…なにか…、こう、…
こういう問題にあまりかかわりたくないっていう人が多いのではないかと思っています。

玉川:自主規制

秋元:
琉球大学の大瀧先生と私だけなんです。
この問題で話を、たとえば生態学会で話をしたのは。

玉川:日本中に相当な数の研究者がいる中で、二人しか関心を持っていないという事ですか?

たとえば、人間への影響がね、心配だっていうことであれば、
世代交代が短い、たとえばネズミみたいなものを採集して、
それで、腫瘍とかが出来ているとか出来ていないかみたいなものをね、
なんで調べないんだろう?と。
なんで研究しないんだろう?

で、今日の結びなんですけど、
「昆虫に起きていることは人間には“直ちには”起きないでしょう」と。
これは政府が繰り返し使った言葉をあえて使わせていただきますが、
「しかしもっと盛んに研究がおこなわれないと安心できません」】一部抜粋

 Yahoo!雑誌ニュースより
「チョウの60%に異常が…」研究者が危惧する福島の異変
【「福島県内の保育所はどこも外遊びできるのは1日30分以内。色白の子が増えているし、福島県のママは子どもが道ばたの草を触るのにも神経を尖らせているんです」

 そう話すのは、福島駅から車で5分ほどの場所にある桜堤公園で、ぐっすり眠っている長男(3)を両手に抱きかかえていた長沢尚未さん(28)。彼女がいうように、あたりには子どもたちの遊ぶ姿はない。放射能の子どもへの影響を心配する思いは、事故から2年以上たっても薄れない。それも、福島県の小児甲状腺がん発症率が通常の262倍と発表されたこととも関係する。

 福島県では’11年度に0歳から18歳までの子どもたち3万8,114人を検診したところ、3人の甲状腺がん患者と、7人の疑いのある子どもがいたことを発表した。100万人に1人といわれる小児甲状腺がん。単純比較して262倍の発生率となる。

 調査に当たった医師は、「チェルノブイリ事故のケースでは最低でも事故から4~5年後に甲状腺がんが発生したことから、今回の被ばくの影響は考えにくい。精度の高い検査をしたために、高い頻度で甲状腺がんが見つかった」と会見で説明した。

 だが、岡山大学大学院の環境学研究科教授の医学博士・津田敏秀先生はこの説明に異論を唱える。

「あたかも10年、20年後に見つかるような潜在的ながんを早期発見したと説明しています。しかし、今回断定された3例の甲状腺がんは、発見以降、経過を見て、がんが大きくなってしまったから、手術をしたもの。大人になって発症したものとはいえません」

 WHO(世界保健機関)が今年2月に発表した『健康リスクアセスメント』においても、福島県で最も汚染された地域では、甲状腺がんに関して、生涯リスクが70%増加すると推測されているという。

 不安を持つのは母親ばかりではない。さまざまな生物にもその影響が現れている。5,940頭の、チョウの研究にあたった琉球大学理学部准教授の大瀧丈二先生は、事故の2カ月後に、福島県を訪れた。つくば、水戸、福島市、線量が高い本宮市、広野町などで144匹のヤマトシジミというチョウを採取。そして、採取地ごとに沖縄で管理した。注目したのは子ども世代の異常が顕著だったことだ。

「目の陥没、羽が折れ曲がっている、触覚の片側が短いなどの異常がありました。広野町で採取したチョウの異常率は十数%で、9月に採取したチョウの子ども世代の異常率は全体で約60%でした。海外メディアはこの研究を取り上げましたが、日本ではほとんど報道されません」(大瀧先生)

 福島県の自然保護課に問い合わせると、担当者は「生態系の異常に関しては、調査していません」と語った。『異変』の原因を調査することでしか、不安の解消につながらない。地道な実験を続ける研究者の声を、先が見えない住民の声を、行政は真摯に受け止めなくてはならない。】