低レベルの震災がれきの焼却さえ問題視されているなか、8000ベクレルを超える高レベル放射性廃棄物を燃やす実証実験??放射能の煙で、鮫川村や北茨城市の住民を燻り殺すつもり?気は確かですか?

 住民の命・健康被害を顧みず、それに与する鮫川村長に北茨城市長、
「反対する住民が理解するよう努力」?とは、札束を積んで黙らせることですか?

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 毎日JPより
東日本大震災:福島・鮫川村に建設の指定廃棄物焼却施設で、村長と北茨城市長「稼働、住民同意で」一致 /茨城
【 環境省が福島県鮫川村内に建設している放射性セシウムが1キロ当たり8000ベクレルを超える指定廃棄物の焼却施設問題で15日、同村の大楽勝弘村長が、隣接する北茨城市の豊田稔市長に経緯を説明した。同問題では、9日に同省が同市関本町小川地区住民を対象とした説明会を実施したが、建設反対や不安の声が多く出された。

 説明を受けた後、豊田市長は「今後は反対する住民が理解するよう努力し、理解が得られるまでは焼却施設の建設を中止し、廃棄物を焼却しないとの話だった。当然だと思う」と指摘。「こちらからは、小川地区の住民が納得できる説明を求めた。丁寧な説明が必要だ」と話した。

 大楽村長も「安心安全な焼却施設と考えていた。私の説明不足もあり、反省している。環境省には村民や北茨城市の住民の理解を得てから稼働したいとお願いした」と述べた。

 焼却施設は、同村で出た牧草や稲ワラなど計600トンを焼却、セメントと混ぜて固形化する計画という。】

 IWJ Independent Web Journalより
【福島】鮫川村放射性廃棄物焼却実証実験施設 いわき市住民説明会
【 2013年2月14日(木)18時から、福島県いわき市の田人ふれあい館で、「鮫川村における農林業系副産物の焼却実証事業に係る説明会」が行われた。


 環境省は昨年11月、原発事故で生じた高濃度放射性廃棄物を焼却する実験的施設の建設を、鮫川村で始めた。各地で処分しきれぬ汚染稲わらや、牧草の処理を目指すという。市民側の再三の要望により、初の説明会となったが「安全性は確保されるのか」と工事の中止を求める声が相次いだ。

“ 焼却実験施設の建設に関しては、昨年12月25日に鮫川村で住民説明会が行われたが、「工事ありき、安全前提の一方的なもの」として住民の間で疑問や不安が広がった。住民側はいわき市に対して「環境省直接による説明会」を再三に渡って要望、今回ようやく実現にこぎつけた。

 代表として主に答弁にあたったのは、環境省廃棄物対策課の高沢氏。他に国側として同席したのは、鮫川村の大楽勝弘村長、国立環境研究所・資源技術基盤技術研究室の倉持室長、焼却炉の受注先である日立造船(株)からは2名の社員。司会を努めたのはいわき市の環境企画課課長 蛭田(ひるた)氏。

 ひととおりの説明を受けた後でも、参加した200名を超える市民側からは、最後まで反発の声が止むことはなかった。とりわけ説明会の開催が遅れたことと、安全そのものへの疑問、その回答に対する不満から、思わず声を荒げる市民も少なくなかった。

 市民のひとりは「環境省はいわき市の要請がなければ、説明会を開かなかったという事ですか?たったひとつの村の問題ではない。村長は『環境省が言ったから』、その態度で『安全、安全』と言われても信用できない」と意見を述べた。

 大楽村長が「不安を与えたことに、まずはおわびいたします。(安全を)一番知ってるのは日本の原子力機関の人だと思っています」などと返答すると、「それでは今回の原発事故と同じ構図」と、批判の声はいっそう強まった。

 環境省高沢氏も「結果として説明が遅れてしまったことに申し訳ないと思っています。東京にいて、なかなか(住民の不満を)感じられなかった」などと苦しい回答にとどまると、住民側からは「私たちの命をなんだと思っているんですか?」などの声が上がった。

 「この雰囲気を感じて、これからいわき市はどうするのか?」との質問に、いわき市の蛭田課長は「国の特別措置法の基準を満たした安全な装置だという認識でいます。引き続き、市民の安全確保の観点から、情報を収集していきたいと思います」と答えた。

 最後の質問として「原子力ムラといわれる。政治家と業者と学者の癒着、そういう反省がまるでない。反対する学者さんの意見も聞きたい」と市民が要望すると、特に回答することなく「時間が過ぎておりますので、これをもちまして説明会を終了させて頂きます」と締めくくった。

 終了後のぶら下がりで、記者からは「3月には焼却を始めるということだっだか、これだけ反対があるなかで、中止ということは?」と、事業そのものの中止の可能性について質問がなされる。

 これに対して環境省の高沢氏は「そういったことも持ち帰って検討します。中止がありうるかどうか、それは慎重に進める、ということです。私の方からはそういう判断はいたしかねる」と答えるのみであった。】