福島県境から遥か遠くの岩手のシイタケまで汚し、生産者を苦しめる福島原発の放射能。
あの大事故からもうすぐ２年、原発の恩恵を何も受けない岩手の人々まで苦しめる原発。
経済のため？再稼動を？という不心得者には、原発の罪深さが判らないのか？
原発の電気など無くても日本はやって行ける。たった一度の原発事故が、農・漁業者をどれほど苦しめているか？どれほどの多くの人の人生を狂わせたか？よく考えていただきたい。
関連記事 [農漁業被害]輸入停止、検査証明要求が34カ国・地域 。
徳島でシイタケ菌床から放射性セシウム＊南相馬市のおがくずを使用。
追い込まれた命－福島第１原発事故：東電を相手に訴訟へ
狭山茶業者が自己破産申請 震災以降県内で初めて。
酪農家の自殺 原発が引き裂いた人生。
原発さえなければ・・救えなかった命～双葉病院 ５０人の死～
岩手日報より
露地シイタケの生産断念も 干しシイタケは価格暴落
【「もう続けられない」。福島第１原発事故による放射能汚染で、岩手県内の露地栽培シイタケ産地がかつてない困難に直面している。放射性セシウムが国基準値（１キログラム当たり１００ベクレル）を超過し出荷制限が続く県南部は生産継続を断念する動きがみられ、影響は深刻。
県北部など出荷可能な地域も風評被害による価格下落に苦しむ。干しシイタケの県全体の生産量は激減しており、全国上位を誇った「岩手ブランド」は危機に瀕している。
国による出荷制限が続く一関市。旧西磐井地区の約８０戸で組織するいわて南農協椎茸（しいたけ）生産部会の千葉孝夫部会長は昨春、約４０年続け、シイタケ栽培に不可欠な植菌を見送った。
同地区は、稲作を主体にシイタケ生産する農家が多い。「今年も多くの人が植菌しないだろう。安全なものを作ることができ、正当な価格で販売できなければ次世代に引き継げない」と肩を落とす。
一方、出荷可能な県北などの干しシイタケの市場平均価格は原発事故前の５分の１の約千円（１キログラム）まで下落。生産者は東京電力に賠償請求した上で、県などの融資を活用した経営を強いられている。
全農園芸農産部椎茸事務所（埼玉県）は２０１２年の本県の干しシイタケ生産量を約１１０トンと推計。全国５位だった１１年の約２１５トン（林野庁統計）からほぼ半減する見込みだ。市場は西日本産が増え、本県の立場は大きく揺らぐ。
【写真＝価格が下落する中、生産を続ける県しいたけ産業推進協議会の高屋敷幸雄会長（左）。「岩手ブランド」維持のため、風評被害対策の強化を求める】
あの大事故からもうすぐ２年、原発の恩恵を何も受けない岩手の人々まで苦しめる原発。
経済のため？再稼動を？という不心得者には、原発の罪深さが判らないのか？
原発の電気など無くても日本はやって行ける。たった一度の原発事故が、農・漁業者をどれほど苦しめているか？どれほどの多くの人の人生を狂わせたか？よく考えていただきたい。
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岩手日報より
露地シイタケの生産断念も 干しシイタケは価格暴落
【「もう続けられない」。福島第１原発事故による放射能汚染で、岩手県内の露地栽培シイタケ産地がかつてない困難に直面している。放射性セシウムが国基準値（１キログラム当たり１００ベクレル）を超過し出荷制限が続く県南部は生産継続を断念する動きがみられ、影響は深刻。
県北部など出荷可能な地域も風評被害による価格下落に苦しむ。干しシイタケの県全体の生産量は激減しており、全国上位を誇った「岩手ブランド」は危機に瀕している。
国による出荷制限が続く一関市。旧西磐井地区の約８０戸で組織するいわて南農協椎茸（しいたけ）生産部会の千葉孝夫部会長は昨春、約４０年続け、シイタケ栽培に不可欠な植菌を見送った。
同地区は、稲作を主体にシイタケ生産する農家が多い。「今年も多くの人が植菌しないだろう。安全なものを作ることができ、正当な価格で販売できなければ次世代に引き継げない」と肩を落とす。
一方、出荷可能な県北などの干しシイタケの市場平均価格は原発事故前の５分の１の約千円（１キログラム）まで下落。生産者は東京電力に賠償請求した上で、県などの融資を活用した経営を強いられている。
全農園芸農産部椎茸事務所（埼玉県）は２０１２年の本県の干しシイタケ生産量を約１１０トンと推計。全国５位だった１１年の約２１５トン（林野庁統計）からほぼ半減する見込みだ。市場は西日本産が増え、本県の立場は大きく揺らぐ。
【写真＝価格が下落する中、生産を続ける県しいたけ産業推進協議会の高屋敷幸雄会長（左）。「岩手ブランド」維持のため、風評被害対策の強化を求める】