浪江町・高瀬川の川底からも1万7400ベクレル、降雨や除染などで周辺より流入した放射性セシウム、
水底に沈殿しなかったセシウムは田や畑、下流へそして太平洋へ、放射能は消えることなく拡散し続けている。

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 日本経済新聞より
水底のセシウム、最高78万ベクレル 福島県
【 環境省は10日、福島県内の河川や湖沼などの底の土壌で昨年9~11月に放射性セシウム濃度を測定した結果、最高値は福島県双葉町にある農業用ため池で1キログラム当たり78万ベクレルだったと発表した。

 このため池は東京電力福島第1原発から約10キロにある。前回の調査(同7~9月)の最高値は、ほぼ同じ距離にある浪江町の農業用ため池の9万6千ベクレルだったが、最高値は約8倍となった。

 測定は計217地点。環境省は「全体では横ばい傾向だが、放射性物質が飛散した原発から北西の方向では高い値が多かった」としている。

 河川では浪江町の高瀬川で1万7400ベクレル、南相馬市の太田川で1万2500ベクレルだった。

 環境省は千葉県、埼玉県、東京都の河川や海計59地点も測定したが、全地点で水からセシウムは検出されず、土壌の最高値は千葉県柏市の染井入落(河川)の5700ベクレルだった。】