敦賀原発の敷地内に活断層が存在することは、建設当初より判明していた。
問題の2号機直下の「D―1破砕帯」も、2号機建設時に活断層と把握していた可能性が高い。

 にも拘らず、原電も政府・自民党も建設を強行、結果的に“敦賀原発”は、
危険な場所で長年稼働していたことになる。

 現在の法律では、自民党や原子力ムラの暴挙を裁くことは出来ないだろうが、
敢えて罪状を上げるなら、「未必の故意による“大量殺人未遂罪」だろうか。

 知らぬが仏の敦賀市民、福井県民だが、元敦賀市長は「いま大金を貰えるなら100年後、50年後に生まれてくる子供が全部カタワモンでも仕方ない。」との暴言を吐いている。

 原発立地の地元住民は、口を開けば「原発がなくなれば経済が・・」と言うが、元敦賀市長と同じで、「大金を貰えるなら」子どもや孫がカタワに生まれてきても構わないのだろうか?

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 中国新聞より
敦賀原発問題の断層 日本原電が過去に調査
【 原子炉直下に活断層がある可能性が高いと認定された日本原子力発電敦賀原発(福井県)をめぐり、30年以上前の2号機建設時に行われた国による安全審査で、今回問題となった2号機直下の破砕帯(断層)や敷地内の活断層を原電が追加調査していたことが11日、分かった。

 中 略

鈴木教授が注目したのは、1980年8月に原電が旧通産省に提出した書類。

 当時、安全審査を担っていた専門家らの会合「顧問会」の意を受けて、原電が実施したとみられる追加調査の結果が盛り込まれていた。

 敷地内を縦断する活断層「浦底―柳ケ瀬山断層帯(浦底断層)」の試掘溝調査のほか、今回、規制委調査団が「活断層の疑いが強い」との評価をまとめた、2号機直下を走るD―1破砕帯(当時はH―6a破砕帯)についても、原電が調査していたことが判明した。

 原電は地中を掘って観察した結果として、D―1について「黄褐色や灰白色粘土を挟む」と記載。粘土は、過去の断層運動を示す有力な証拠の一つとされ、当時、D―1の活動性を把握できた可能性がある。】一部抜粋

 ロイターJAPANより
アングル:敦賀原発、危険な場所で長年稼働
【日本原子力発電の敦賀原発をめぐり、原子力規制委員会が2号機建屋の直下にある断層は「活断層の可能性が高い」との判断を示したことは、危険な場所で原発が長年にわたり稼働してきた実態を裏付けることとなった。

<危険性の指摘、80年代以前から>

活断層の真上に原子炉などの重要施設の設置を禁じているのは、地割れにより原子炉建屋が傾いたり、安全確保のために重要な配管などが破損して機能しなくなる恐れがあるため。ところが、1970に運転開始した敦賀原発は日本で唯一、敷地内に活断層(浦底断層)の存在が確認されている原発だ。

<活断層が原発敷地にある異常ぶり>

浦底断層は敦賀原発2号機原子炉建屋から250メートル程度しか離れていない。活断層の恐ろしさは、大都市・神戸に甚大な被害をもたらした阪神大震災(兵庫県南部地震、1995年)で証明されている。

鈴木教授とともに調査団に加わった宮内崇裕・千葉大大学院教授は、10日の規制委会合で「兵庫県南部地震をはるかに超える大地震が起きる可能性ある。こうした断層が原発敷地内にあること自体が異常事態で脅威的」と警告した。】