「脱原発」を、本気でやる気はない民主、公明両党から、生活が第一、社民、共産まで、数多くの党が唱えているが、

 衆議院に「脱原発」議員を送るには、石原・橋下維新に倣い、小異を捨てて大同に付くことが肝要ではないのか、「脱原発」候補が票を奪い合っては「原発推進」議員が喜ぶだけだ。

 もっとも、石原・橋下維新は小異から大異まで捨て去った野合だが・・

 asahi.com マイタウン福井より
脱原発の党 乱立困惑
【福島第一原発の事故後、原発の存続に反対してきた市民の多くが、今回の衆院選に戸惑っている。原発の是非が大きな争点となる一方、
「脱原発」を公約に掲げる政党が乱立気味だからだ。

9月下旬、「サヨナラ原発福井ネットワーク」の代表だった山崎隆敏氏(63)が、社民党公認で福井1区からの立候補要請を受ける意向を脱原発運動の仲間に伝えると、「直ちに立候補は断るべきです」と厳しい反応が返ってきた。「応援する」と言う知人もいたが、「市民活動を投げ捨てるのか」と拒絶感を示す人もいた。

 山崎氏は悩んだ末、「政界はいま保守ばかり。そうじゃない社民党が少しでも伸長するために、批判は覚悟の上で私が役立てないか」と決意。10月に立候補の意思を表明した。

 ただ、共産党も「即時原発ゼロ」を掲げ、同じ福井1区から金元幸枝氏(54)が立候補の意思を表明。民主党や「国民の生活が第一」、公明党、みんなの党などまで、手法や年限に差はあっても「脱原発依存」を公約に掲げる方針だ。

 中略

 関西電力を相手に大飯原発3、4号機の運転差し止めを求め、30日にも福井地裁に提訴する原告団世話人の松田正さん(63)は、前回の衆院選前に民主党員になり、選挙の応援もした。しかし原発事故や再稼働問題の対応に疑問を持ち、今回は投票先を変えるという。「きちんと脱原発を訴えてきた党かを見極める。福井になじみが薄い党は支持しない」と話す。

 受け皿の増加は、票の分散にもつながる。無党派で脱原発運動をしてきた福井大学教授の佐分利豊さん(63)は「原発を止めるという思いの人たちが政党を超えて集まり、候補者を一本化できなかった。次の選挙に向けて反省すべき点だ」と話した。

◆党勢の回復「好機」 共産・全区擁立 社民・独自候補

福島第一原発の事故後、脱原発を求める世論は広がっている。退潮傾向にある共産党や社民党は党勢回復の好機とみて、「脱原発」の訴えを強めている。両党は比例北陸信越ブロックでの1議席確保を目指す。】 一部抜粋