あれからもう1年が経ってしまい、今年の東日本女子駅伝では、放射能を心配する声は皆無。
 
 しかし、決して福島から放射能が消えた訳ではない。
福島原発からは、1年前ほどではないにしろ、今も猛毒の放射能が吐き出されている。

 そして、地上に降り注いだ放射能は数十年間消えることなく存在し続けている。
確かに除線すれば一時的に線量は低下するが、雨や風、山や川から、再現なく人里に放射能はやってくる。

 放射能との戦いは始まったばかり、しかし放射能に人間は勝てない、放射能を消す技術が開発されない限り、放射能に《近づかない》《触れない》《吸い込まない》《食べない》を徹底するしか、命・健康を守る手立てはない。

 1年前の私の記事
復興のシンボル?中高生に放射能汚染地区を走らせる、東日本女子駅伝。
【11月13日、13才から31才まで、18チーム162名が参加。内、10代の少女のエントリーは168名。

 駅伝コースは、飯舘村に匹敵する放射能汚染地域、渡利地区のすぐそばを通ります。
監督、コーチのみなさん。いいんですか?ほんとに。 選手たちを愛していますか?】

中高生が放射能の中を疾走*東日本女子駅伝、出場チームを発表。

 フジテレビHPより
第27回東日本女子駅伝」2011年11月13日
【この道は、未来に続いている。「ケーズデンキスポーツスペシャル第27回東日本女子駅伝」震災・原発事故という苦難を乗り越えようと頑張る福島で女性ランナーたちの熱き戦いが繰り広げられる。

今回は復興をテーマに岩手、宮城、福島の合同チーム「チーム絆」が被災地への思いを胸に走る。連覇を狙う千葉は積水化学の才上裕紀奈、尾西美咲、ユニバーサルACの後藤奈津子、スターツの土井友里永など実業団選手が充実。

神奈川は日本選手権1500m5連覇の実績を持ち世界陸上で日本代表経験もあるパナソニック吉川美香がエントリー。今年のアジア選手権代表中村仁美、高校女子駅伝全国優勝の経験を持つ加藤麻美にも注目。3人の実業団選手とインカレ1万m7位の米津利奈を中心に7年ぶりの優勝を目指す。

東京はベルリン世界陸上マラソン7位の資生堂加納由理が出場。加納につなぐ中高生の奮闘に期待。埼玉はしまむらの新宅里香、パナソニックの山崎里菜、梅村友理が出場。高校生で日本選手権1500m7位の小林美貴と共に去年準優勝の雪辱を期す。

長野は積水化学の清水裕子、ワコール箱山侑香など去年のメンバー全員がエントリー。福島はふるさと選手のしまむら齋藤梓乃、三井住友海上の水竹理愛を中心に、練習時間も限られる中高生たちが「あきらめない思い」を走りで示す。

解説は愛情あふれるコメントで定評のある増田明美さんと、弘山晴美さんでお伝えする。】

第28回東日本女子駅伝 2012年11月11日
【特別ゲストにロンドン五輪女子マラソン代表で現役トップランナーの尾崎好美を迎える。復興に向けて進む「ふくしま」で繰り広げられる、女性ランナーたちの熱き戦いを迫力ある映像と、分かりやすいコメントで定評のある増田明美と弘山晴美の解説で送る。

連覇を狙う神奈川はオリンピック代表の吉川美香がエントリー。東京は厚い選手層で4年ぶりの優勝を狙う。実業団選手が充実している千葉・埼玉・長野・宮城なども注目される。】