定期点検で原子炉が冷温停止状態でも放射能漏れ事故が起き、周辺に影響を及ぼす。
例え脱原発を選択して全原発を停止しても、すぐに安心、安全とはならない・・原発とは厄介な代物ですね。

関連記事 最初は「爆発」と報じられたフランス”フェッセンハイム原発”

 日刊スポーツより
仏原発で放射能漏れ 2カ月で事故2度
【フランスの原子力安全局(ASN)は25日、フランス北部フラマンビルの原子力発電所で24日夜(日本時間25日午前)、小規模な放射能漏れが発生し、約6時間後の25日朝に食い止めたことを明らかにした。被ばくした従業員はおらず、環境への影響もなかったとしている。

 放射能漏れを起こした原子炉は点検や燃料交換のため7月末から停止しており、再稼働に向けた作業の最終段階で放射能漏れが起きた。ASNによると、原子炉から熱を取り出す冷却水に圧力をかけた際に放射能漏れが起きたという。原子炉は現在、冷温停止状態にあるとしている。

 ASNによると、今回の放射能漏れは原子力事故の国際評価尺度(INES)でレベル1だった。この尺度はレベル0(尺度以下)からレベル7(深刻な事故)までに分類され、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と東京電力福島第1原発事故は最悪のレベル7。

 レベル1は正常な状態からの「逸脱」とされ、日本国内では高速増殖炉もんじゅのナトリウム漏れ事故や、5人が死亡、6人が重軽傷を負った関西電力美浜3号機の蒸気噴出事故がある。

 フランスでは先月、国内で最も古い東部フェッセンハイム原発で水蒸気が漏れ出し、作業員が軽いやけどを負う事故があったばかり。】