本来なら、原子炉等規正法で厳重に保管しなければならないと規定されている放射性廃棄物を、国有地とはいえ、民家から僅か300㍍の所で焼却・埋め立てとは?政府のご都合主義には呆れてものも言えない。
問題になっている汚泥などの「放射性廃棄物」は、東京電力・福島第一原発が吐き出した放射能に汚染されたもの。
当然、製造者?の東電が回収するのが筋。全国で処分に困っている福島原発起因の「放射性廃棄物」は、
東電の負担で、東京電力・福島第一原発の敷地に厳重に保管しなければならない。
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矢板のチチタケから2万3千ベクレル
中日新聞より
最終処分場、栃木の候補地は矢板市の国有地
【 横光克彦環境副大臣は3日午前、栃木県庁で福田富一知事と会談し、東京電力福島第1原発事故に伴い栃木県内で発生した、1キログラム当たり8000ベクレル超の「指定廃棄物」の最終処分場を、同県矢板市塩田大石久保の国有地に建設したい意向を伝えた。2014年度中の完成を目指し、地元住民への理解を得るための協力も求めた。
政府は栃木、宮城、茨城、群馬、千葉の5県で最終処分場の建設を計画しているが、具体的な候補地を明らかにしたのは初めて。
候補地は塩谷町との境にある国有林。環境省は「水源や河川から離れ、地下水位が深く安全性で有利。約300メートルの距離に民家が1軒あるが、山頂を隔てて候補地とは隔離されている」などと選定理由を挙げている。
横光副大臣は会談で「処分場の構造、処分方法その後のモニタリングを適切に行い、安全性の確保に万全を期す」と説明。福田知事は「処分場の設置は地元の理解が不可欠。丁寧な説明をお願いしたい」と、地元の同意を得た上で建設するよう求めた。
横光副大臣はこの後、矢板市役所を訪れて建設構想を説明し、理解を求めた。
放射性物質汚染対処特措法で、指定廃棄物は発生した都道府県内で国が処分する。栃木県では8月現在、下水汚泥や焼却灰などの指定廃棄物が約4450トンあり、今後さらに増えて約9千トンに上る見通し。
処分場の規模は3~4ヘクタールを想定し、放射性物質の流出を防ぐためにコンクリート壁などを設けるほか、仮設焼却炉も併設するとしている。】
下野新聞より
8000ベクレル超の県内廃棄物処分場、候補地に矢板市塩田 市長「きちんとお断りした」
【 環境省の横光克彦副大臣は3日、福田富一知事と県庁で会談し、東京電力福島第1原発事故に伴い県内で発生した、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレル超の汚泥など「指定廃棄物」の最終処分場候補地に、同県矢板市の国有林野を選んだと伝えた。最終処分場の具体的な候補地の提示は初めて。
知事は「地元の理解が不可欠だ。丁寧な説明をお願いしたい」と強調、横光氏は「理解を深めるよう努める」と応じた。同市の遠藤忠市長も同日、同市役所で横光副大臣と会談。会談後に記者会見し「市民感情として到底受け入れられない。きちんとお断りした」と述べた。
候補地は、矢板市塩田大石久保の国有林野。環境省の工程表では今年10月ごろから半年かけて周辺住民を対象に説明会を開催。2013年4月から用地取得などを進め、14年夏ごろから指定廃棄物の搬入を始める。
環境省の処分場安全指針では、廃棄物埋め立て中でも周辺への追加被ばく線量が年間1ミリシーベルトを下回ることを確認するとしている。
指定廃棄物は岩手から千葉、東京までの9都県で発生、各都県内で発生分を処理する。最終処分場設置は栃木のほか、宮城、茨城、千葉の3県が地元の理解などを条件に同意しており、環境省は9月末までに各県で候補地を選定する方針だ。】
問題になっている汚泥などの「放射性廃棄物」は、東京電力・福島第一原発が吐き出した放射能に汚染されたもの。
当然、製造者?の東電が回収するのが筋。全国で処分に困っている福島原発起因の「放射性廃棄物」は、
東電の負担で、東京電力・福島第一原発の敷地に厳重に保管しなければならない。
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矢板のチチタケから2万3千ベクレル
中日新聞より
最終処分場、栃木の候補地は矢板市の国有地
【 横光克彦環境副大臣は3日午前、栃木県庁で福田富一知事と会談し、東京電力福島第1原発事故に伴い栃木県内で発生した、1キログラム当たり8000ベクレル超の「指定廃棄物」の最終処分場を、同県矢板市塩田大石久保の国有地に建設したい意向を伝えた。2014年度中の完成を目指し、地元住民への理解を得るための協力も求めた。
政府は栃木、宮城、茨城、群馬、千葉の5県で最終処分場の建設を計画しているが、具体的な候補地を明らかにしたのは初めて。
候補地は塩谷町との境にある国有林。環境省は「水源や河川から離れ、地下水位が深く安全性で有利。約300メートルの距離に民家が1軒あるが、山頂を隔てて候補地とは隔離されている」などと選定理由を挙げている。
横光副大臣は会談で「処分場の構造、処分方法その後のモニタリングを適切に行い、安全性の確保に万全を期す」と説明。福田知事は「処分場の設置は地元の理解が不可欠。丁寧な説明をお願いしたい」と、地元の同意を得た上で建設するよう求めた。
横光副大臣はこの後、矢板市役所を訪れて建設構想を説明し、理解を求めた。
放射性物質汚染対処特措法で、指定廃棄物は発生した都道府県内で国が処分する。栃木県では8月現在、下水汚泥や焼却灰などの指定廃棄物が約4450トンあり、今後さらに増えて約9千トンに上る見通し。
処分場の規模は3~4ヘクタールを想定し、放射性物質の流出を防ぐためにコンクリート壁などを設けるほか、仮設焼却炉も併設するとしている。】
下野新聞より
8000ベクレル超の県内廃棄物処分場、候補地に矢板市塩田 市長「きちんとお断りした」
【 環境省の横光克彦副大臣は3日、福田富一知事と県庁で会談し、東京電力福島第1原発事故に伴い県内で発生した、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレル超の汚泥など「指定廃棄物」の最終処分場候補地に、同県矢板市の国有林野を選んだと伝えた。最終処分場の具体的な候補地の提示は初めて。
知事は「地元の理解が不可欠だ。丁寧な説明をお願いしたい」と強調、横光氏は「理解を深めるよう努める」と応じた。同市の遠藤忠市長も同日、同市役所で横光副大臣と会談。会談後に記者会見し「市民感情として到底受け入れられない。きちんとお断りした」と述べた。
候補地は、矢板市塩田大石久保の国有林野。環境省の工程表では今年10月ごろから半年かけて周辺住民を対象に説明会を開催。2013年4月から用地取得などを進め、14年夏ごろから指定廃棄物の搬入を始める。
環境省の処分場安全指針では、廃棄物埋め立て中でも周辺への追加被ばく線量が年間1ミリシーベルトを下回ることを確認するとしている。
指定廃棄物は岩手から千葉、東京までの9都県で発生、各都県内で発生分を処理する。最終処分場設置は栃木のほか、宮城、茨城、千葉の3県が地元の理解などを条件に同意しており、環境省は9月末までに各県で候補地を選定する方針だ。】