福島県警によると??
驚くべきことに、福島原発の作業員の死亡について、警察も認知していたのですね。

 しかし、死亡原因については、“放射能の影響の可能性はなし”と強調するだけで、
司法解剖して死因を特定する気は全くないようです。

 普通、同一事業所内でこれだけ重大労災事故が頻発すれば、
労基署の立ち入り調査や指導が入り、警察も事故の状況を捜査するはずなのですが・・
やはり東電や原発は、大使館や米軍基地のように治外法権のようです。

 もし放射能の影響が無いとしても、
作業員の方が相次いで亡くなった原因が劣悪な作業環境にあるなら、
当然、東電に死亡事故を起こした刑事責任が生ずる、原発事故を起こした責任と同様、
誰の責任でもないと有耶無耶にするつもりなのか?

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 産経ニュースより
原発作業員が死亡 福島第1で5例目
【東京電力は22日、福島第1原発内で作業員の50代男性が意識を失って倒れ、心肺停止状態で福島県いわき市内の病院に搬送されたと発表した。福島県警によると、男性は同日午後、死亡した。

 東電は「現時点では倒れた原因は分からない」としている。同原発事故の収束作業に当たった作業員の死亡は東電が把握しているだけで、今回が5例目。

 東電によると、男性は午前9時すぎから、防護服とマスクを着けて汚染水貯蔵タンクの増設工事に従事。同50分ごろに体調不良を訴え休憩室で休んでいたが、同10時35分ごろ、意識がない状態であおむけに倒れているのを別の作業員に発見された。

 男性は昨年8月から同原発で働き始め、この日の被ばく線量は0・03ミリシーベルトだった。累積の被ばく線量は約25ミリシーベルトという。】