NHK名古屋(中部7県)で6月29日に放送され、8月16日(木)未明にNHK総合で全国放送された、
三重・芦浜の人々が、反対派と推進派に引き裂かれながら、辛うじて故郷を原発から守りきった姿を描いた
ドキュメンタリー。

 37年の苦悩の末、2000年、地元住民の苦しみに終止符を打ちたいとする、北川・三重県知事(当時)の
国策に逆らった、芦浜原発・白紙撤回発言に拠って、その戦いはようやく終わりを告げた。


NHK 金とく 模索 ~原発ができなかった町で~
【いま、私たちが直面している「原発をどうすべきか」という問題に示唆を与えてくれる地域があります。
三重県の南伊勢町と大紀町にまたがる芦浜です。
1963年、中部電力の原発の候補地になって以来、地元は反対派と推進派にわかれて対立を深めました。
2000年、住民の同意が得られないために、計画は撤回されました。

この地域の人びとは、半世紀にわたって原発を自らの問題として考え続けてきたのです。そしていま、地元では、豊かさとは何かを問う新たな模索が続いています。貴重な証言を­交えて、原発ができなかった町を見つめます。】