自国内の狂牛病には甘いアメリカも、福島原発が吐き出した放射能に汚染された牛肉には厳しいようだ。

 アメリカ側が食肉の検査やえさの管理などの放射性物質対策に懸念を示すのは、
裏を返せば、それ程日本側の餌の管理や検査体制が、アメリカ側には杜撰(ずさん)に見えるということ。

 放射能は狂牛病より怖い!そして日本の放射能検査はアメリカの狂牛病検査より甘い!?

 原子力ムラ本部のある、日米同盟の当事国・アメリカでさえこの反応、如何に巨漢のアメリカ人でも放射能入り牛肉の影響大ということか?まして小柄の日本人、更に小さな子供たちへの影響は如何ばかりか。

 YOMIURI ONLINEより
米側「放射性物質で懸念」牛肉輸出再開が延期
【農林水産省は17日、家畜伝染病「口蹄疫」発生を受けて2010年から停止中だった米国向けの国産牛肉の輸出再開が延期されることになったと発表した。

 同省は当初、18日の食肉処理分から再開する方針を示していたが、再開直前の16日になって、米側から「東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質に関して確認したいことがあるので、再開を延期したい」などと連絡があったという。再開の時期は未定。

 これを受け、厚生労働省は16日、対米輸出に必要な基準を満たした食肉処理場がある岩手、群馬、宮崎、鹿児島4県に、輸出に必要な証明書の発給を停止するよう連絡した。17日には、放射性物質に関する食品検査体制や餌の管理に関する資料を米側の要請に応じ提供したという。】

 NHKニュースより
米国への牛肉輸出は再開延期
【家畜の伝染病、口てい疫の発生で2年余りにわたって停止されていたアメリカ向けの牛肉の輸出が、18日以降、再開されることになっていましたが、直前になって、アメリカ側から原発事故による放射性物質の対策を確認したいという要請があり、輸出の再開が延期されることになりました。

 アメリカ向けの牛肉の輸出については、おととし4月、宮崎県で口てい疫が発生したあと停止されていましたが、日本国内で新たな口てい疫の発生がないことから、18日、食肉処理される分から輸出が再開されることになっていました。

 しかし、再開直前の16日になって、東京電力・福島第一原発事故で放出された放射性物質について日本で行っている対策をアメリカ側で確認するまでは輸出を見合わせてほしいという要請がありました。

 これを受けて食肉処理を担当する厚生労働省は、アメリカ向け牛肉の処理施設がある岩手、群馬、宮崎、鹿児島の4つの県に対して、輸出に必要な証明書の発給を当面見合わせるよう求めました。

 農林水産省によりますと、輸出する牛肉についても国の基準値を超える放射性物質を含まないよう対策がとられているということですが、アメリカ側は、食肉の検査やえさの管理などの放射性物質対策について念のために確認したいと求めているということで、早期に再開できるよう、アメリカに働きかけることにしています。】