浪江町民、福島県民を不幸のどん底に陥れたのは原発、
いつ暴発するか判らない、安全装置の外れた原爆が、原発なのだ。

 しかも、敵国が投下しなくても、日本には暴発した福島第一原発を含め、
いつ暴発するとも知れない原発が54基も存在している。

 そんな危険な原発を抱えながら、
福井県知事らは野田総理の要請に応え大飯原発の再稼動を容認した。
県民の幸せを願う知事なら、有り得ない選択だった。

 永らく原発マネーにどっぷり漬かり福島原発を容認してきた浪江町長も、
福島原発が暴発して始めて、「原発は原爆だ」と気付かれた。

 身をもって福島原発事故の惨劇を体験され、今なお流浪の生活を強いられる浪江町長の、
われわれの生活を破壊した原発は原爆だ」との言葉の重さを、
原発立地自治体の方、野田総理ら原発推進派の方に噛み締めていただきたい。

 河北新報より
福島・浪江町長「原発は原爆だ」 原水爆禁止大会でスピーチ
【福島第1原発事故で避難区域に指定された福島県浪江町の馬場有町長が6日、広島市で開かれた
原水爆禁止世界大会の広島大会最終日に出席し、スピーチで

 「われわれの生活を破壊した原発は原爆だ」と話した。
主催者の原水爆禁止日本協議会によると、原発事故の被災自治体の首長が大会に参加するのは初めて。

 馬場町長は「事故から515日たった今も放射能との戦いは続き、町民は離散して生活している。私たちは幸せになることが許されないのか。再生可能エネルギーの普及について知恵を出し合うべきだ」と述べた。

 「広島の皆さまと連携し、長く厳しい道のりを歩む所存だ」と宣言し、約7200人の参加者から拍手が送られた。

 福島県双葉郡から中通り地方に避難している高校3年の南原怜奈さん(17)、清水美沙さん(17)も舞台に上がり「私たちの未来に核兵器や原発は要らない」と訴えた。】