関電発表の資料に拠れば、7月4週の供給力は、大飯3号機の118万kWを合わせ、最大需要?3,095万KWに迫る2,935万KW。

 その内訳は、原子力118万kW、火力1,470万KW、一般水力281万KW、揚水432万KW、他社融通633万KW。

 これに対し、経産省発表・原子力発電所を再起動しない場合の関西電力管内の電力需給見通しの昨夏実績では、火力1,754万KW、2012年8月の見通しでは、火力1,918万KW、実に448万KWもの差が生じている。

 7月4週の供給力2,935万KWにその差448万KWを加え、更に揚水発電での差(465-432)=33万KWを加えて、大飯3号機分118万kWを差し引くと、

(2,935+448+33-118)=3,298万KWとなり、政府や関電の主張する、猛暑だった一昨年並みの最大需要?3,095万KWをなんと203万KWも上回る計算になる。

 この数字は、関電や経産省が発表した数字に拠るもので、関電や経産省が隠しているその他の埋蔵電力を加えれば、さらに余力が生じるだろうし、

 一昨年から大きく改善されたエコ家電、LED照明などに拠る節電効果、企業の計画停電からの自衛の為の
自家発電への転換などで、最大需要?3,095万KW自体が大きく削減されることも予想される。

 特別な情報源もない私でも、大飯再稼動も計画停電も必要なしと証明できたのですから・・
新聞やテレビ、橋本市長や関西広域連合・・の方々も、専門的見地から是非検証してみて下さい。

 幸い?まだ大飯原発は大事故を起こしていません、今からでも遅くありません。
橋本市長、“電力不足は起きない、大飯原発再稼動は必要なし”と、いつもの迫力で、関電や政府にねじ込んで下さい。 

 今日の中日新聞(東京新聞の姉妹紙)にも、関電、大飯再稼働なくても電力供給に余力との記事がありましたが、古館さん、東京新聞さん、この“関電や政府に不都合な真実”を、日本全国の皆さんにお知らせください。
 
 関西電力HPより
今週の需給実績と来週以降の需給見通しについて 2012年7月13日
 関西電力発表、7月4週の需給見通し
$げんぱつニュース-1

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