節電初日から火力発電所がトラブルで停止!?これも停電テロの一種なのか??

 それにしても、漏れたのが放射能でなく蒸気で本当に良かった、これが大飯原発での事故なら、蒸気でなく放射能が漏れているところだ。

 原発は、例え些細な事故でも、即、放射能漏れの危険が伴う。
安全に原発を動かすことなど至難の業、ましてや東電や関電のような無責任な連中が運転していては、枕を高くして眠れない。

 関電・姫路第二火発は、配管からの蒸気漏れ以外にも、クラゲの大発生による出力低下のトラブルも抱えていたようだが、昨年6月には島根原発でも、クラゲ大発生で冷却水の取水が困難になり、出力低下を余儀なくされている。

 もし大飯原発で、クラゲ大発生などにより、緊急時に冷却水の取水が困難になり、原子炉の冷却が不能になれば、即 大惨事に繋がる恐れもある。

 取り返しの付く火力発電所の事故は許されても、取り返しの付かない原子力発電所の事故は、決して許されないことを、野田総理も関電も経済界も、肝に銘じておくべきだろう。

 NHKニュースより
節電初日 関電火力発電所が停止
【夏の節電要請が始まった2日、兵庫県姫路市にある関西電力の火力発電所で、ボイラーの配管から蒸気が漏れるトラブルが起き、運転を停止しました。

運転を停止したのは、兵庫県姫路市にある、関西電力の火力発電所「姫路第二発電所」の4号機です。

 関西電力によりますと、2日午前3時20分ごろ、ボイラーの配管の温度が上昇したことを示す警報が作動したということです。

 点検の結果、配管から蒸気が漏れていることが分かり、午前7時47分に運転を停止しました。
姫路第二発電所4号機は、最大出力が45万キロワットで、発電所の取水口にクラゲが大量に発生したことから、先月中旬以降、出力を下げて運転していましたが、2日から最大出力に戻す予定だったということです。

 関西電力は、10日ほどで復旧するとみており、現時点では夏場の電力供給に大きな影響はないとしています。
関西電力・火力センターの青木健一郎副所長は、「節電初日からご心配をおかけして申し訳ない。運転の再開を急ぎたい」と話しています。】

 クラゲ大量発生の影響で島根原発の出力低下(11/06/24)

 クラゲ被害?で出力低下の島根原発、通常運転に復帰。 
ロイター日本語版より
【[東京 24日 ロイター] 中国電力は24日、島根原子力発電所(松江市)2号機の出力について、通常の82万キロワットに戻したと発表した。

 2号機では23日、クラゲが冷却用海水の取水口をふさいだため、手動で出力を77万キロワットにまで下げていた。中国電力は、取水口に張り付いていたクラゲの数が減ったため、出力を戻すことが可能になったとしている。】

 原発は、地震、津波、洪水、だけだなく、クラゲにも弱かった。
すべての原因は、外部から取りこんだ水で原子炉を冷却させるという原始的な冷却システムにある。
外部からの取水が止まると、すべてが 『OUT』 になってしまう。】