関西電力・大飯原発に続けとばかりに、四国電力は、「伊方3号機今夏の再稼働に悲観的」としながらも、
早期の再稼動へ向け、着々と準備を重ねている。

 四国電力管内は関西と違い、原発なしでも十分にこの夏を乗り切れる、電力不足を理由に安全性が確認されていない伊方原発を再稼動させる緊急性も正当性もない。

 この伊方原発は、”安全神話”の原点、『伊方原発訴訟』以降、国と電力会社は、司法の後ろ盾を得て、原発の安全審査を骨抜きにして、活断層の存在する危険な場所に原発を造り続けてきた経緯がある。

 asahi.comより
【 四国電力は29日、7~9月の間に、伊方原発(愛媛県伊方町)にウラン燃料134体を新たに搬入すると発表した。原子炉は3基とも運転を停止しているが、3月に県に提出した今年度の新燃料搬入計画書に基づいて運び入れる。

 内訳は1号機用が46体、2号機用が48体、3号機用が40体。】

 四国電力HPより
伊方発電所における新燃料搬入の事前連絡について
【 本年3月、伊方発電所における新燃料の搬入計画をお知らせしておりましたが、本日、安全協定に基づき、愛媛県および伊方町ならびに関係漁業協同組合に対し、事前連絡を行いましたのでお知らせいたします。

・新燃料搬入計画

搬入日 平成24年7~9月

経路  伊方発電所専用岸壁まで海上輸送する。

搬入数量

新燃料集合体 134体
(うち1号機 46体、2号機 48体、3号機 40体)

三菱原子燃料(株)本社製作所
(茨城県那珂郡東海村)
輸送容器の型式 MFC-1型 輸送容器の個数 23個

原子燃料工業(株)熊取事業所
(大阪府泉南郡熊取町)
輸送容器の型式 NF-V型  輸送容器の個数 44個

 (注)搬入数量および時期については変更されることがあります。】

伊方発電所における平成24年度 放射性固体廃棄物処分計画書および
新燃料搬入計画書の提出ならびに平成23年度輸送実績について


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