八丈島沖で獲れたものでも、福島県の小名浜港に水揚げされたカツオは、消費者から見れば福島県産、
どうしても放射能汚染への心配から買い控えされ、安く買い叩かれる事になる。

 それでも小名浜港に水揚げして、小名浜のカツオとして販売することが、結果的に小名浜のためになるということか。

 カツオが何処の海を泳いで育ったかは、漁師さんにもわからない。
八丈島沖で獲れたカツオも、何処からやってきたのか、ずっと八丈島沖で育ったのかは不明。

 だからこそ、消費者が本当に安心して魚が買えるように、何処の港に水揚げされたかではなく、
実際の放射線量を確認して買える体制を一日も早く整えていただきたい。

 事前検査で不検出と言われても、信じていいものか、今までの事例から迷う消費者も多いだろう。
消費者の目に見える形での検査、数値を目で確認出来ることが大切だ。それが結局、漁師さんのためにも、
消費者の為にもなる。

 福島中央テレビ・FCTニュースより
【 きょう小名浜港に水揚げされたカツオを、大手スーパーが東京などで販売することになりました。

 漁協関係者は、福島で水揚げされた魚が県外でも受け入れてくれればと期待しています。
 あす、東京など関東と東北でカツオを販売するのは、大手スーパーの「イオン」で、けさ、いわき市の小名浜港で水揚げされた57トンのカツオのうち、およそ10トンを購入しました。

 カツオは、安全が確認されている東京の八丈島沖で獲れたもので、県や漁協などの事前の検査でも、放射性物質は検出されていません。

 原発事故のあと、全国展開のスーパーが福島で水揚げされた魚を東京などで幅広く販売するのは初めて。

 地元の水産関係者は、東京などで「安全な魚」をアピールし、消費者の信頼を取り戻すきっかけになればと期待をしています。】

 asahi.com MYTOWN福島より
カツオ水揚げ本腰 小名浜港
【●価格回復の兆し 船主意欲
 小名浜港(いわき市)のカツオの水揚げが、本格化しそうだ。相馬双葉漁協の試験操業、試験流通の相乗効果で県内のスーパーなどから引き合いが増え、価格も復調の兆しをみせている。船主は今後も定期的に水揚げする予定という。

 27日早朝、伊豆諸島の八丈島沖で操業中の船団から第22寿和丸(300トン)がカツオ約57トンを運んで着岸した。先月21日の初水揚げに続き2回目。岸壁にはおこぼれを狙うカモメが低空で飛びかい、船のエンジン音や作業員のかけ声が響いて活気に満ちていた。

 機船底曳網漁協と地元大学や県水産試験場で放射線量を検査して出荷しているが、前回は平均的な浜値の相場が1キロ当たり400円ほどのところ、170円くらいにしかならず、風評被害の根強さを感じさせた。

 だが今回は旬で相場が190円ほどに下がっているなか、当日の浜値で180円をつけた。購入に関心を寄せる小売業者が増えたためという。

 船主(57)は「改善に向かっている感じ。これに誘われて外船(県外の船)も水揚げに来るようになれば、小名浜の活気がもどってくる」と期待した。】