関西電力と経済産業省の電力需給見通しを付き合わせ検討すると、緩やかな節電だけで
”やっぱり原発再稼動なしでも電気は足りる”との確信を得ることが出来る。

 関電は、最大需要3,095万KWに対し、最大供給力は2,542万KWで、553万KW不足するとの主張だが・・

① 揚水発電の昨夏実績は448万KWに対し、今夏は223万KWと半減。その差は実に225万KW??
 
  ”ベース供給力減に伴う揚水汲み上げ電力不足”が理由との事だが、ベース供給力減は
関電の資料に拠れば2,542万KW/2,947万KWで、僅か14%の減で済むはず。
更に、経産省の資料には昨夏実績は465万KWとあり、これで計算すると約400万KWの供給力となり、その差177万KW

② 次に水力発電、これも関電の今夏8月の予想203に対し3経産省の資料では243でその差40万KW

これだけで217万KWの積み増し 合計2,759万KW、昨夏需要実績2,784万KWに迫る供給力だ。

もし猛暑になっても、関電管内に700万Kw以上あるという自家発電からの買い入れが、関電の試算では昨年からの増加分が僅か11万Kw、これを自家発の3/1増やすだけで233Kw増、計2981万KWとなり、ほぼ最大需要3,095万KWに達することになる。

 その他にも割高な関電を嫌い、IPPに乗り換えたたり自家発に切り替えた事業者の需要減分を加味すれば、原発の再稼動なしでも、穏やかな節電だけでこの夏を乗り切れるのではないだろうか?

関電 今夏の需給見通しと節電のお願いについて

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経済産業省 原子力発電所を再起動しない場合の関西電力管内の電力需給見通し

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