東電と二人三脚で電力行政を取り仕切ってきた経産省が、東電とグルで、値上げシナリオ作りに参画していてもいまさら驚かないが、改めて、救いようの無い腐れ切った組織だと再認識した。

 ところで、枝野大臣は、この「出来レース」をご存知だったのだろうか?
それとも、枝野大臣閣下は蚊帳の外で、すべては安達 健祐・事務次官殿の支持か?

  asahi.comより
【 経済産業省が、東京電力から家庭向け電気料金の値上げ申請を受ける前の4月に、あらかじめ「9月1日までに値上げ」という日程案をつくっていたことがわかった。東電は7月1日からの値上げを申請したが、経産省は審査に時間がかかることまで計算し、申請から認可、値上げまでのシナリオを描いていた。

 朝日新聞は、経産省資源エネルギー庁が庁内の関係者向けに4月につくった「規制電気料金認可に係るスケジュール等について(案)」という文書を入手した。値上げが妥当かどうかを審査する経産省が、東電の申請前から、値上げを延期したうえで認可するという「出来レース」を組み立てていた可能性があり、審査体制が適正かどうかが問われる。

 経産省は5月11日に東電の値上げ申請を受け、有識者による電気料金審査専門委員会で審査している。これを踏まえ、経産相が値上げを認可するかどうかを判断し、関係閣僚会議を開いて正式に認可する。実際の審査は少しずれているが、文書の日程案通り、値上げは8月以降の見通しになっている。】