原発の命綱ともいえる冷却機能が、どうしてこうも度々停止するのか?
そもそも安全な原発など、この世に存在するのだろうか?

 冷温停止している原発さえ、24時間365日お守りを続けなければ、電圧低下のような些細なトラブルでも重大事故に繋がる恐れのある原発は、まるで日本刀の上を素足で歩くようなもの。

 福島原発事故も収束できない今、危険な賭けをしてまで、原発の電気に頼るのは何故なのだろうか?

 しかも原発の原料ウランは、僅か80年分しかない。
原発を80年間稼動させるために、核のゴミの始末を、10万年先の子孫にまで押し付けるのはまったく馬鹿げているし、無責任極まりない。

 核のゴミの10万年間のお守り代は、おそらく現在の世界中のお金全てをかき集めても足りないくらい巨額だろう。
 
 産経ニュースより
東通原発ポンプ停止 東北電力が原因特定 青森
【東通村の東通原子力発電所で使用済み燃料プールを冷却するポンプが一時停止したトラブルについて、東北電力は16日、瞬間的な電圧の低下により回路のスイッチ接点が切られた状態になったことが原因-とほぼ特定した。同社は回路の一部を改造してトラブルを防ぐとともに、電圧低下を招いた送電線のショートについても対策を講じる。

 トラブルは、爆弾低気圧で暴風雨・雪の被害に見舞われた先月4日午前6時44分ごろに発生。使用済み燃料プール冷却浄化系ポンプがいったん停止。同7時23分になって安定的な運転が再開された。周辺への放射能の影響はなかった。

 原因について同社は、瞬間的な電圧の低下で、スイッチ接点をつないでいた電磁石の力が弱まり、接点間が開いてスイッチが切れた状態になった-と推定。

 回路の電圧が低下した場合にも回路を維持できる継電器を設置するなど改造する。

 また、電圧低下の原因としては、青森-岩手県境で送電線が、暴風の影響で上下に大きく振動、接触するなどしてショートしたため-と判断。振動抑制の効果のある器具を設置して対策をとっていく。】