火の無い所に煙は立たない。聖人君子とは程遠い殆どの政治家は、叩けば埃が出るだろう。
佐藤栄佐久、小沢一郎、その気になれば、目障りな政治家を抹殺する事は、それほど難しくはないようだ。

 '02年、東電の悪質なトラブル隠しを暴き、福島、柏崎の原発17基全てを運転停止に追い込み、東電・原子力ムラの虎の尾を踏んだ佐藤栄佐久・元福島県知事は、水谷建設がらみの贈収賄事件でその座から追われた。
 
 そして、小沢一郎民主党・元代表も、水谷建設からの裏献金疑惑に関連した政治資金規正法の虚偽記載の罪で起訴され、刑事被告人として身動き出来なくされた。

 両者とも当時、福島県、東北地方に君臨する強大な政治力を誇っていた。特に小沢氏は、自民党幹事長時代には、3人の総理候補を呼びつけて面接するするほどで、建設業界に天の声?を発することの出来る立場にあった。

 しかしながら、彼らが起訴された事件に限れば、冤罪、或いは言い掛かりに近いのではないだろうか?
そして、何れも倒産した水谷建設が関与している。

 水谷建設が、検察に弱みを握られ?何らかの勢力の意向に沿って?冤罪事件に協力させられた?との推測には無理があるだろうか?

 真相は依然藪の中だが、佐藤栄佐久・元福島県知事は、収賄額ゼロ円と認定されたにも関わらず有罪となり、小沢一郎民主党・元代表には、今朝証拠不十分で無罪判決が下りた。

 今後、小沢一郎氏の復権はあるのか?野田総理らとの暗闘はどちらが勝利するのか?TPP、消費税増税、
原発再稼動など、野田総理らの目論見の行方は如何に?・・

 現代ビジネスより
佐藤栄佐久前福島県知事は「反原発派」だったから逮捕されたのか
【「佐藤知事のせいで目算が狂った」

 使用済み燃料を再処理して使うプルサーマル計画を含めた核燃料サイクルに批判的な佐藤氏は、そのプルサーマルを推進する資源エネルギー庁と安全を司る原子力・安全保安院が同居、そこに現場の東電など電力会社が加わって「原子力村」を構成、何のチェック機能もない原子力推進体制が出来上がっていることを危惧した。

 事故も隠ぺいも、その体質が生みだしたものだ---。

 従って、事故を機に、原発を点検に合わせて次々に運転停止、東電管内の17基の原発がすべて停止しても、攻撃の手を緩めることはなかった。

 全基停止中の04年12月21日、『朝日新聞』の「私の視点」で、事故への反省もなく、体質改善の努力もなく、専門家が決めたことを押し付け、原子力政策を推進していることを問題点として訴えた。

 05年夏の電力需要期を迎えても、佐藤氏は運転再開のゴーサインを出さなかった。

 『日本経済新聞』(05年6月5日付)が、「運転再開に注文をつける佐藤知事のせいで目算が狂った」と、社説で批判するなど風当たりが強くなるなか、7月10日、ようやく佐藤氏は、東電の勝俣恒久社長と面会、再開を容認した。

 原発行政と東電などに「佐藤批判」が高まるなか、佐藤氏が最後まで許さなかったのは、「譲れない一線を国や関係者が考えてくれなかったからだ」という。

「それは、『事故情報を含む透明性の確保』と、『安全に直結する原子力行政に対する地方の権限確保』である」

「一罰百戒」という検察の思惑

 佐藤氏に対する捜査は、同時期の05年7月に特捜部が捜査着手した水谷建設脱税事件の関連先として始まった。脱税額は約9億円。そのなかには、佐藤氏の実弟が経営するスーツ会社の土地を、水谷建設が相場より約7000万円高い約8億7000万円で購入した件が含まれていた。

 特捜部は、この差額の約7000万円を、木戸ダムを前田建設工業、水谷建設で受注する際の「賄賂」と見立てた。佐藤氏の罪は、実弟の要請を入れ、県に対して「天の声」を発したというものである。

 佐藤氏は、実弟のスーツ会社の経営にタッチしていなかったこと、福島県の公共工事は「天の声」を発する環境になかったこと、などを理由に無罪を主張。だが裁判所は、一度は拘置所内で「天の声」を認める調書にサインをしていることと、実弟に「口利き」の形跡があることなどを理由に有罪とした。

 佐藤氏が原子力行政に、物申していた時、収賄捜査は始まった。そのタイミングの良さに、「国による反原発派知事つぶし」という声があがるのも無理はなかった。

 もちろん特捜部が、「反原発派」だから佐藤氏を狙ったというのはうがち過ぎである。

 安全性に顧慮することなく、地元を含めて国民に「お上のやることだから従え」と強圧的な態度で臨み、事故が起きれば現場(東電など)のせいにして逃げる国(経産省、資源エネルギー庁、原子力安全委員会、原子力安全・保安院)などへの怒りは強いが、佐藤氏は容認派であって反対派ではない。】 一部抜粋

佐藤栄佐久の冤罪事件まとめ Part1 ・  Part2

 izaイザより
[小沢事件]水谷建設「裏献金1億円」の真相
【最大のナゾ
26日に判決が出る「小沢裁判」の発端となった「水谷建設からの1億円ウラ献金疑惑」の解明がついに進みそうだ。小沢一郎元代表(69)の元秘書、石川知 裕衆院議員(38)にカネを渡した――と裁判で証言した川村尚水谷建設元社長(53)に対する告発状(業務上横領罪や特別背任罪など)が東京地検に提出さ れたのである。

告発状によると、「川村元社長は04年か06年ごろ、当時の水谷功元会長と共謀して会社の資金を横領。これを隠すために『陸山会事件』の裁判でウラ金1億円の証言をした」などと指摘している。

「陸山会事件はこの水谷建設の裏献金から始まりました。検察が本気で組織改革を考えているなら、きちんと捜査してほしいと思う。今後は共同告発人を募るつもりです」(告発した男性)
告発を“援護”する動きもある。昨年12月に「会社更生」手続きが始まった水谷建設の管財人が、来月から“債権の調査”を開始するのだ。

「約 353億円の負債を抱えて会社更生法の適用を申請した水谷建設にとって、裏ガネ1億円は決して少ない金額ではない“債権額”。取り戻せるなら取り戻した い。川村元社長は『陸山会裁判』で自ら裏ガネを運んだことを認めているから、管財人も詳しい流れを徹底的に追及するでしょう。裁判では裏帳簿の存在も指 摘されていて、当時の経理担当の親族の家に隠されたという話も出ていた。裏ガネの全容が明らかになり、小沢サイドへの1億円がデッチ上げ証言だった ことが分かれば『陸山会事件』に対する世論の検察批判は今以上に高まるでしょう」(司法ジャーナリスト)

そもそも「裏ガネを渡した」という川村証言は、誰が聞いても不自然極まりない。大勢の人が行き交う真っ昼間の赤坂の全日空ホテル(当時)のロビーで、 顔も覚えていない相手に紙袋に入れた巨額のカネを渡した――というのだ。しかも、一方的に主張しているだけで何の証拠もない。ホテルに川村を運んだと検察 官に話していた運転手も、裁判で「(川村を)運んだ記憶はない。調書は検事から圧力をかけられてサインを強要された」と暴露したし、一部週刊誌は、カネは 川村元社長が愛人に渡したとにおわせていた。

いったい、何が真実なのか、1億円はどこに消えたのか、検察は本気で明らかにするべきだ。】