果たして野田総理は、原子力ムラの総本山・IAEAの出した、2次評価の着実実施を求めた勧告を
無視してまで、大飯原発の再稼動を強行するだろうか?

 もしこの勧告を無視して、再稼動を強行し大事故を起こせば、日本が壊滅するのはもちろん、
日本の原子力ムラは、世界の原子力ムラから村八分にされるだろう。

 日本の原子力ムラは、日本の壊滅より、寧ろ世界の原子力ムラからの村八分の方を避けたいだろう。

 共同ニュースより
【 1月に調査団が来日した国際原子力機関(IAEA)は27日、日本の原発の安全評価(ストレステスト)について「(審査を担う)経済産業省原子力安全・保安院は近く存在しなくなる可能性があるが、2次評価の重要性は変わらない」とする正式な報告書を公表、全原発が対象となる2次評価の着実な実施を勧告した。

 政府が原発の再稼働条件と位置付ける1次評価は、8事業者計17基分が保安院に提出されているが、事故による炉心損傷後の対応も評価対象となる2次評価はこれまで1基も出されていない。保安院の審査結果を確認する立場の原子力安全委員会の班目春樹委員長もこれまで「1次評価だけでは安全確認は不十分」と述べている。

 IAEA報告書は、2次評価について「保安院は、シビアアクシデント(過酷事故)の緩和のための対策がより総合的に評価されるように留意すべきだ」と勧告した。

 激しい炉心損傷が起き、溶けた燃料が格納容器に落下するような過酷事故の際の安全機能や、格納容器の健全性を維持する上での課題も対象とする必要があると指摘。また使用済み燃料プールでの過酷事故や緩和する対策も取り上げるべきだとしている。】