東京新聞より
【 二十二~二十八日の一週間、福島第一原発では、新たに大気中へ放出される放射性セシウムの量が昨年十二月より増えていることが分かった。

 東電の推定では、1~3号機からの放出量は合わせて毎時七二〇〇万ベクレルで、昨年十二月より一二〇〇万ベクレル多かった。
 2、3号機の原子炉建屋内での作業が増え、床などに積もったセシウムが舞い上がったことが原因という。
 これまでセシウムの放出量は順調に減り、現在は事故当初の千百万分の一にまで減少。しかし、東電は
「今後は劇的に減らすのは難しい。当面はこの水準が続く」と見込んでいる。

 一方、原発前の海底に積もったセシウムなどが舞い上がって海中で拡散しないよう、対策を取ることになった。粘土とセメントを混ぜ、港内の海底を約六十センチの厚さに覆う計画。二月上旬から約三カ月かけて作業する。】

 この記事をよく読むと1~3号機からの放出量とあり、何故か4号機からの放出量はカウントされていない。
東電は”4号機からは放射能を放出していない”とでも言いたいのだろうか?

 さらに、放出量を少なく見せるため?毎時七二〇〇万ベクレルと表示しているが、日換算なら17億ベクレル、月換算なら何と518億ベクレルにもなり、未だに途轍もない量の放射性セシウムを放出していると云う事だ。

 さらに言えば、昨年十二月より時間当たり一二〇〇万ベクレル多かった原因を
”2、3号機の原子炉建屋内での作業が増え、床などに積もったセシウムが舞い上がったこと”と苦しい言い訳をしているが、1/1の震度4の地震で4号機のプールの水位低下の結果なのは明白?だと思うのだが。

 しかも呆れた事に東電は「今後は劇的に減らすのは難しい。当面はこの水準が続く」と完全に開き直っている。

 福島原発は、今も危機は続いており、事故収束には程遠い状態。わずか震度4の揺れでさえ異常をきたす
4号機のプールから暫くは目を離せない。

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