もし、岩盤上の原子炉が地震に耐えられても、宙に浮いている見るからに心もとない配管が地震の揺れに耐えられるかどうか?

 岩盤上の原子炉と、宙に浮いている配管とでは、当然揺れ方も違う。 原子炉と配管の接合部が捻れて破損し、破断することは容易に想像できる。

 原子炉には、数限りない無数の細管が張り巡らされてる。 そのどれが破損しても、放射能が漏れたり、冷却水を失ったりするだろう。

 津波だけに事故原因を押し付けようとする東電の主張には、やはり無理があったようだ。

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 東京新聞より
【東京電力が声高に主張し続ける「津波原因説」に風穴があいた。経済産業省原子力安全・保安院が、福島第一原発1号機の原子炉系配管に地震の揺れで亀裂が入った可能性のあることを認めたのだ。

 地震で重要機器が損傷したとなれば、津波対策だけでお茶を濁そうとする原発再稼働計画は破綻する。なぜ保安院は、今になって全原発が長期間停止しかねないような見方を示したのか。 】

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