東電は、東電の為にあるような原子力損害賠償紛争審査会中間指針を盾に、原賠審の認めた福島近県
以外への風評被害の賠償請求には応じないだろう。

 しかし逆に言えば、JA山梨が東電に風評被害への賠償を認めさせれば、原賠審の神通力?は消え、
今まで被害者からの盾になって東電を守って来た、原賠審そのものの存在意義が問われることになるだろう。

 JA山梨さんには、東電の屁理屈に負けないように、日弁連などと協議して、万全の体制で臨んでいただきたい。

 Yomiuri.Onlineより
【東京電力福島第一原子力発電所の事故で風評被害を受けたとして、JA山梨中央会(甲府市飯田)は5日、
損害賠償を求めることを念頭に東電と協議を開始する、と発表した。

 JA山梨中央会は、県内JAグループの桃農家と肉牛農家の損害を総額3億6500万円と概算している。
広瀬久信会長らが12日、東電山梨支店(同市丸の内)で担当者と会い、請求に向けた事前協議を行う。

 発表によると、今年は福島県産の桃が市場で買い取り手が付かず、桃の市場価格が下落した。また、
牛肉から国の暫定規制値を超える放射性物質が検出され、国内の枝肉価格が下落した。

 JA山梨中央会は、昨年まで5年間の市場価格や、今年の出荷量などから、県内JAグループの農家の損害額を、桃農家は約2億9400万円、肉牛農家は約7100万円と試算した。

 ただ、政府の東京電力福島第一原子力発電所の事故で風評被害を受けたとして、
JA山梨中央会(甲府市飯田)は5日、損害賠償を求めることを念頭に東電と協議を開始する、と発表した。

 JA山梨中央会は、県内JAグループの桃農家と肉牛農家の損害を総額3億6500万円と概算している。
広瀬久信会長らが12日、東電山梨支店(同市丸の内)で担当者と会い、請求に向けた事前協議を行う。

 発表によると、今年は福島県産の桃が市場で買い取り手が付かず、桃の市場価格が下落した。また、牛肉から国の暫定規制値を超える放射性物質が検出され、国内の枝肉価格が下落した。

 JA山梨中央会は、昨年まで5年間の市場価格や、今年の出荷量などから、県内JAグループの農家の損害額を、桃農家は約2億9400万円、肉牛農家は約7100万円と試算した。

 ただ、政府の原子力損害賠償紛争審査会が8月にまとめた中間指針では、
農林漁業の風評被害の対象に山梨県は含まれていない。このため、賠償を請求する前に東電側と話し合い、
県内被害と原発事故の因果関係を説明する必要があると判断した。

 東電山梨支店の広報担当者は「詳細をうかがったうえで、対応を考えていきたい」としている。】

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