乳製品の暫定規制値が200bqで、粉ミルク「明治ステップ」から検出された放射性セシウムが30・8ベクレル、それでも明治乳業は、40万缶を無償交換するという。
明治乳業によると、「乳児にとって極めて重要な栄養源」で「乳児を持つお客様に安心してご愛用いただく」ために、お取り替えをご希望のお客様には交換に応ずるそうだ。
それなら、放射性セシウムに汚染されている?牛乳を、給食で毎日子供達に飲ませることは問題ではないのか?乳業メーカーはどう考えているのだろうか?
原料の生乳にまったく問題が無く、春日部工場の大気中に飛散したセシウムが混入して、30・8ベクレルもの数値が出るだろうか?はっきり言って、明治乳業の言い分は、まったく信用できない。
過去にも、同じ乳業メーカーが、森永ヒ素ミルク事件を起こしているが、粉ミルクや牛乳は、乳児や子供の栄養補給には欠かせないもの、慎重すぎるくらいに検査し、徹底的に放射能を排除していただきたい。
スポニチANNEXより
【食品大手の明治(東京)は6日、粉ミルク「明治ステップ」(850グラム缶)から最大で1キログラム当たり30・8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。埼玉県春日部市の工場で3月14~20日、牛乳や水などを混ぜた原料を乾燥させた際、東京電力福島第1原発事故で大気中に飛散したセシウムが混入した可能性があるとしている。
厚生労働省も事実関係の調査に乗り出した。原発事故後に粉ミルクからセシウムが検出されたのは初めて。製品は全国に出荷されていて、明治は約40万缶を対象に無償交換する。
国が定める粉ミルクの暫定基準値(1キログラム当たり200ベクレル)は下回っており、放射線防護の専門家は「直ちに人体に影響が出る数値ではない」と話している。ただ乳児は大人より放射性物質の影響を受けやすいとの指摘があり、厚労省は新たに乳児用食品群の基準値を近く設定する。
明治によると、無償交換の対象は賞味期限が2012年10月3、4、5、6、21、22、23、24日の製品。日付は缶の底に記されている。賞味期限が12年9~11月の23検体を調べ、4検体から21・5~30・8ベクレルのセシウムが検出された。
原料のもとになる牛乳は、原発事故前に生産されたものという。
明治は「お湯に溶かすと3~4ベクレル程度になり、健康への影響はないと考えられるが、購入者の不安を解消するため商品を交換する」(広報担当者)としている。
福島県二本松市の市民団体が11月下旬、明治の粉ミルクを測定し、セシウムを検出。詳しい検査を同社に求めていた。
厚労省が明治を含む複数メーカーの粉ミルク25検体を7~8月に調べた際は、いずれも検出限界(5ベクレル)未満だった。
明治は粉ミルクの国内販売シェア4割の最大手。明治ステップと同じ製品は、別の商品名でベトナムに輸出されている。
該当製品の交換は郵便番号344―0057、埼玉県春日部市南栄町1の5、明治埼玉工場へ料金着払いで送る。問い合わせはフリーダイヤル(0120)077369(平日の午前9時~午後5時)。】
産経ニュースより
学校給食牛乳の放射線データ 公表求める区教委と牛乳業界平行線
【 福島第1原子力発電所事故による放射性物質の影響を心配する声が上がっている学校給食用の牛乳について、東京都内の小・中学校に牛乳を納入する牛乳メーカーで6社でつくる「東京学乳協議会」(千代田区)が検査結果の数値を開示せず、各区に混乱が広がっている。風評被害を懸念する牛乳業界と、学校現場をあずかる各区教育委員会の主張は平行線で、“落とし所”は見えてこない。
「何度もお願いしているのに出てこない。牛乳業界は、どうして数値を開示しないのか」
品川区の浜野健区長は11月中旬の記者会見で声を荒らげた。
福島第1原発事故以来、区には親から学校給食への不安の声が多く寄せられている。中でも毎日飲む牛乳を心配する声は大きい。
そこで区は、区内の小中学校に牛乳を納入する業者に7月から約10回にわたり検査済みデータの開示を請求。しかし、その都度「非開示」とされた。このままでは区が独自検査に踏み切らざるを得ないという。
東京学乳協議会によると、給食用牛乳の検査は各社が独自に実施したという。しかし、結果の数値については「風評被害になりかねないという上部団体の日本乳業協会の方針もあり非開示」と説明する。
現在、市場に出回る牛乳は各都道府県が原乳段階で検査しており、国の暫定基準値である年間1キロ当たり200ベクレルを大きく下回るものだ。】
関連記事 消された牛乳汚染-日本の乳業制度が生んだもうひとつの被害
牛乳(乳) | 食品の放射能検査データ
明治乳業によると、「乳児にとって極めて重要な栄養源」で「乳児を持つお客様に安心してご愛用いただく」ために、お取り替えをご希望のお客様には交換に応ずるそうだ。
それなら、放射性セシウムに汚染されている?牛乳を、給食で毎日子供達に飲ませることは問題ではないのか?乳業メーカーはどう考えているのだろうか?
原料の生乳にまったく問題が無く、春日部工場の大気中に飛散したセシウムが混入して、30・8ベクレルもの数値が出るだろうか?はっきり言って、明治乳業の言い分は、まったく信用できない。
過去にも、同じ乳業メーカーが、森永ヒ素ミルク事件を起こしているが、粉ミルクや牛乳は、乳児や子供の栄養補給には欠かせないもの、慎重すぎるくらいに検査し、徹底的に放射能を排除していただきたい。
スポニチANNEXより
【食品大手の明治(東京)は6日、粉ミルク「明治ステップ」(850グラム缶)から最大で1キログラム当たり30・8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。埼玉県春日部市の工場で3月14~20日、牛乳や水などを混ぜた原料を乾燥させた際、東京電力福島第1原発事故で大気中に飛散したセシウムが混入した可能性があるとしている。
厚生労働省も事実関係の調査に乗り出した。原発事故後に粉ミルクからセシウムが検出されたのは初めて。製品は全国に出荷されていて、明治は約40万缶を対象に無償交換する。
国が定める粉ミルクの暫定基準値(1キログラム当たり200ベクレル)は下回っており、放射線防護の専門家は「直ちに人体に影響が出る数値ではない」と話している。ただ乳児は大人より放射性物質の影響を受けやすいとの指摘があり、厚労省は新たに乳児用食品群の基準値を近く設定する。
明治によると、無償交換の対象は賞味期限が2012年10月3、4、5、6、21、22、23、24日の製品。日付は缶の底に記されている。賞味期限が12年9~11月の23検体を調べ、4検体から21・5~30・8ベクレルのセシウムが検出された。
原料のもとになる牛乳は、原発事故前に生産されたものという。
明治は「お湯に溶かすと3~4ベクレル程度になり、健康への影響はないと考えられるが、購入者の不安を解消するため商品を交換する」(広報担当者)としている。
福島県二本松市の市民団体が11月下旬、明治の粉ミルクを測定し、セシウムを検出。詳しい検査を同社に求めていた。
厚労省が明治を含む複数メーカーの粉ミルク25検体を7~8月に調べた際は、いずれも検出限界(5ベクレル)未満だった。
明治は粉ミルクの国内販売シェア4割の最大手。明治ステップと同じ製品は、別の商品名でベトナムに輸出されている。
該当製品の交換は郵便番号344―0057、埼玉県春日部市南栄町1の5、明治埼玉工場へ料金着払いで送る。問い合わせはフリーダイヤル(0120)077369(平日の午前9時~午後5時)。】
産経ニュースより
学校給食牛乳の放射線データ 公表求める区教委と牛乳業界平行線
【 福島第1原子力発電所事故による放射性物質の影響を心配する声が上がっている学校給食用の牛乳について、東京都内の小・中学校に牛乳を納入する牛乳メーカーで6社でつくる「東京学乳協議会」(千代田区)が検査結果の数値を開示せず、各区に混乱が広がっている。風評被害を懸念する牛乳業界と、学校現場をあずかる各区教育委員会の主張は平行線で、“落とし所”は見えてこない。
「何度もお願いしているのに出てこない。牛乳業界は、どうして数値を開示しないのか」
品川区の浜野健区長は11月中旬の記者会見で声を荒らげた。
福島第1原発事故以来、区には親から学校給食への不安の声が多く寄せられている。中でも毎日飲む牛乳を心配する声は大きい。
そこで区は、区内の小中学校に牛乳を納入する業者に7月から約10回にわたり検査済みデータの開示を請求。しかし、その都度「非開示」とされた。このままでは区が独自検査に踏み切らざるを得ないという。
東京学乳協議会によると、給食用牛乳の検査は各社が独自に実施したという。しかし、結果の数値については「風評被害になりかねないという上部団体の日本乳業協会の方針もあり非開示」と説明する。
現在、市場に出回る牛乳は各都道府県が原乳段階で検査しており、国の暫定基準値である年間1キロ当たり200ベクレルを大きく下回るものだ。】
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