福島中央テレビより
【伊達市の一部で生産された玄米から、新たに国の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出された
ことから、農家に不安が広がっています。
*伊達市小国地区の農家インタビュー
「残念としかいえない。恐ろしくて食べられない」
 県の調査で、国の基準の1キロあたり500ベクレルを上回る、580から1050ベクレルの放射性セシウムが検出されたのは、伊達市の霊山町小国地区と月舘町の3戸の農家で生産された玄米です。
 そのほとんどは自宅や出荷先で保管されていましたが、モチ米10.5キロが地元の直売所で販売され、
けさまでに一袋分が回収されました。
 政府は、きょうにもコメの出荷停止を指示する方向で調整を進めています。】

 産経ニュースより
【福島・伊達市の汚染米に地元衝撃

 国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)超えのコメが、福島県伊達市でも確認された。政府が福島市大波地区のコメの出荷停止を指示して10日余り。「やっぱり伊達でも…」さらなる汚染米の拡大に地元では衝撃が走り、検査態勢の充実を求める声が上がった。

 自家用米を栽培する伊達市旧小国村の農業男性(62)は「隣の大波地区で(基準値超えのコメが)出たので、特定避難勧奨地点のある伊達市で出ないわけはないと思っていた。今更見つかるのは検査態勢に不備があったのでは」と心配そうな表情。同じく旧小国村の稲作農家の女性は「作付けが認められた後、近くの畑で高い放射線量が出たので不安だった。コメ全量を検査してほしい」と注文した。

 「もっと洗いざらい調べるしかない」とうなだれたのはJA全農福島の幹部。伊達市の仁志田昇司市長も「抽出ではなく、線量の高い地域は田んぼを一枚一枚調べるしかない」。】

 

 テレ朝ニュースより
【 先日、福島市の大波地区で生産されたコメから国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されましたが、新たに、隣接する伊達市の霊山町小国地区と月舘町のコメから規制値を超える放射性セシウムが検出されました。一部はすでに市場に流通しています。

 基準を超えた小国地区のコメ農家:「結構(放射線量が)高いホットスポットがあるところなので、(高い数値が)出るのは当たり前だ」
 国の暫定規制値を超えたのは、伊達市霊山町小国地区と月舘町の合わせて3つの農家が生産したコメで、最大で1050ベクレルが検出されました。これは福島市大波地区で基準を超えるコメが見つかったことを受けて、福島県が進めている緊急調査で明らかになったもので、3つの農家のうち1軒は特定避難勧奨地点に指定を受けていました。
 基準を超えた小国地区のコメ農家:「本当に消費者に迷惑をかけている。それが本当につらい」
 福島県によりますと、コメのほとんどは市場に流通していませんが、1軒の農家が近くの直売所に納めた9キロのもち米はすでに販売されて所在が分かっていません。】

 福島県の安易な安全宣言で、福島の米は完全に信頼を失ってしまった。
低線量の地点だけを選んだような、抜け穴だらけのサンプル調査で、無理やりGOサインを出したところで、
実際に放射能に汚染されてしまった田んぼで作られた米から、放射能が検出されない訳がない。

 県や国は、二本松市で、暫定規準値を超えた米が出た時点で、福島県の米の全量検査して、線量の高い米については、すべてを東電に買い取らせる措置を採るべきだった。

 このような事態になった以上、今年の福島県産米を、安全だから?買ってくれと店頭に並べる訳にはいかないだろう、農家を助けるためには、すべてを東電に買い取らせるしかないだろう。
本当は、最初からそうすべきだった。作付けさせたこと事体が間違いだった。

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