Sankeibizより
【東京電力は28日、福島第1原子力発電所で事故当初から陣頭指揮をとってきた吉田昌郎所長(56)が
病気療養のため入院したことを明らかにした。東電は同日の取締役会で、吉田氏を所長から外し、
原子力・立地本部付けとする役員人事を決定。

 後任所長に、同本部の原子力運営管理部、高橋毅(たけし)部長(54)をあてる人事を決めた。
発令は12月1日付。

 吉田氏は同日、所員や作業員に向けに「おわびしないといけないことがある」としたうえで、「先日検診で病気が見つかり、医師の判断で急きょ入院治療を余儀なくされました」とのメッセージを寄せた。

 東電によると、検診は年に1回の定期的な物で「すぐに日常業務に支障がでるものではないが、詳しい病状はプライバシーのため言えない」としている。】

 入院の原因が被ばくに拠るものかは不明だが、原発事故の収束のための過労が一因であることは間違いないだろう。吉田所長の一日も早い回復を願いたい。

 東電の福島原発事故への、これまでの対応は疑問だらけだが、吉田所長が東電本店からの横槍に逆らってきたことも事実。
 
 吉田所長の入院に伴い、新所長になられる高橋毅さんにも、吉田所長同様、本店の勝手な都合に流されることだけはないように、福島原発事故の収束に尽力していただきたい。