asahi.comマイタウン福島より
『3.11後の選択:廃炉採択「容認できぬ」』
【●連合福島運動方針「脱原発」盛らず
民主党県連の最大支持母体である連合福島は21日、福島市で定期大会を開いた。運動方針には「脱原発」を盛り込まず、民主県連との見解の違いが明確になった。
連合の影山道幸会長は取材に対し、県議会が原発の廃炉を求めた請願を採択したことを
「拙速で容認できない」と批判した。
同日、連合福島の運動方針に入った原発に関する記述は、「事故の早期収束と除染対策の徹底」など
足元の課題だけだった。
上部団体の連合の古賀伸明会長は10月の定期大会で「脱原発依存」の方針を表明。
民主党県連も7月、県内原発の廃炉問題には触れないながらも、「原子力政策から脱却するという意味での
脱原発を基本とする」と中長期の姿勢を示した。
連合福島が慎重なのは、電力会社や原発メーカーの労働組合、大量に電気を使う企業の労組に対する
配慮がある。影山氏は大会の冒頭あいさつで「脱原発の議論を中心にすると(連合の)組織が割れかねない」と述べ、政府のエネルギー政策の見直しや雇用対策が固まるまでは話し合わない方針を示した。
影山氏は21日、朝日新聞の取材に対し、失業手当(雇用保険)の延長特例がなくなる年明け以降、
原発で働いていた人たちの失業問題が発生する可能性に触れ、「脱原発は、県民の思いとしては分かる。
ただ、雇用問題をどうするか、そのプロセスが示されない中、安易に脱原発とは言えない」と語った。
また20日の県議会で、県内の原発をすべて廃炉にすべきだとする請願の採択に民主党県議も加わったことに不快感を示し「連合福島は民主県連の考えに一歩距離を置きたい」と述べた。
請願採決に臨んだ現職についても、連合福島は県議選で支援する考え。しかし、影山氏が採択を容認しない姿勢を示したことで、民主県連の「脱原発」の主張は選挙期間中、かげりを見せる可能性もある。 】
福島原発の大事故で一番の被害を受けた筈の、地元?の連合福島が、
県議会の原発廃炉採択に、「拙速で容認できない」?? 連合福島は、いったい誰の味方なのだろうか?
連合福島がこのような方針では、民主県連も、連合本部も、本音は原発容認と受け取らざるを得ないだろう。
『3.11後の選択:廃炉採択「容認できぬ」』
【●連合福島運動方針「脱原発」盛らず
民主党県連の最大支持母体である連合福島は21日、福島市で定期大会を開いた。運動方針には「脱原発」を盛り込まず、民主県連との見解の違いが明確になった。
連合の影山道幸会長は取材に対し、県議会が原発の廃炉を求めた請願を採択したことを
「拙速で容認できない」と批判した。
同日、連合福島の運動方針に入った原発に関する記述は、「事故の早期収束と除染対策の徹底」など
足元の課題だけだった。
上部団体の連合の古賀伸明会長は10月の定期大会で「脱原発依存」の方針を表明。
民主党県連も7月、県内原発の廃炉問題には触れないながらも、「原子力政策から脱却するという意味での
脱原発を基本とする」と中長期の姿勢を示した。
連合福島が慎重なのは、電力会社や原発メーカーの労働組合、大量に電気を使う企業の労組に対する
配慮がある。影山氏は大会の冒頭あいさつで「脱原発の議論を中心にすると(連合の)組織が割れかねない」と述べ、政府のエネルギー政策の見直しや雇用対策が固まるまでは話し合わない方針を示した。
影山氏は21日、朝日新聞の取材に対し、失業手当(雇用保険)の延長特例がなくなる年明け以降、
原発で働いていた人たちの失業問題が発生する可能性に触れ、「脱原発は、県民の思いとしては分かる。
ただ、雇用問題をどうするか、そのプロセスが示されない中、安易に脱原発とは言えない」と語った。
また20日の県議会で、県内の原発をすべて廃炉にすべきだとする請願の採択に民主党県議も加わったことに不快感を示し「連合福島は民主県連の考えに一歩距離を置きたい」と述べた。
請願採決に臨んだ現職についても、連合福島は県議選で支援する考え。しかし、影山氏が採択を容認しない姿勢を示したことで、民主県連の「脱原発」の主張は選挙期間中、かげりを見せる可能性もある。 】
福島原発の大事故で一番の被害を受けた筈の、地元?の連合福島が、
県議会の原発廃炉採択に、「拙速で容認できない」?? 連合福島は、いったい誰の味方なのだろうか?
連合福島がこのような方針では、民主県連も、連合本部も、本音は原発容認と受け取らざるを得ないだろう。