福島民友新聞より
【南相馬市教育委員会は、東京電力福島第1原発事故の緊急時避難準備区域が解除になったことを受け、
同区域内だった同市原町区の3小学校と2中学校を17日に再開する方針を決めた。

 再開まで半月となった2日、大甕小では教職員や保護者ら約70人が校舎や体育館の除染などを行い、
自校での授業再開に向けた準備を進めた。

 再開するのは原町一、原町三、大甕の3小学校と原町一、原町二の2中学校。同区域内では学校開設が
認められていなかったため、児童・生徒は鹿島区の小中学校へバスで通学している。

 大甕小では現在児童71人が八沢小へ通っているが、自校での再開を知り6人が避難先から戻る予定。
また再開に向け学校施設を修復中で、大甕小に近い太田小の児童約40人も大甕小へ移る。】

 緊急時避難準備区域が解除になったといっても、何も変っていない現状で、南相馬の小中5校が17日再開というのは、そこへ通わされる子供達を被ばくさせる危険を承知で、元の学校への登校を強制?するようなもの。

 親が通えといえば、子供は友達とも再会できるし、喜び半分、怖さ半分で元の学校へ通うだろう。
しかし、本当に、安全とはとてもいえない所へ、南相馬の人びとを戻してもいいのだろうか?

 一見誠実そうな、細野大臣の真意がまったく理解できない。