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 『店頭で放射性物質チェックが出来るシステムが登場!』
【マイタケを中心にきのこの栽培、及びそれらを材料とした加工食品や健康食品の製造・販を手がける株式会社雪国まいたけが12日に記者発表を行った。

 同社では、従来から農薬、重金属に関する安全検査を実施。今回の記者発表では、これらの検査に加えて、独自に放射性物質の有無を検査し、顧客が店頭やHPで自らチェックすることができる「雪国まいたけ安全システム」を9月15日から本格稼動させることが明らかにされた。

 新CMのイメージキャラクターである郷ひろみ氏も登場した記者発表の様子をレポートする。

「自分が口にしたくないものは、つくらない、出荷しない」

 記者発表の冒頭では、株式会社雪国まいたけの代表取締役である大平喜信より、
今回の「安全システム導入」に関する経緯が語られた。

 大平氏は「自分が口にしたくないものは、つくらない、出荷しない」というポリシーに基づき、
1997年には農薬、重金属などの検査体制を自社内に確立。

 当初は、こうした検査に掛かるコストに対し、社内やバイヤーから批判も多かったというが、「食の安全」に
対する消費者の注目が高まっている現状を鑑みると、先見性があったといえるだろう。

 2008年からは、製品に記載された製造番号を使って、店頭に並んでいる商品と同じサンプルの検査結果をホームページから確認することができるシステムを導入。情報開示についても積極的に行っている。

 福島第1原発事故以来、放射性物質が食品に与える影響を不安視する声が挙がっている。 
放射性物質の影響を受けやすいきのこを主力商品としていることもあり、雪国まいたけへの消費者からの
問い合わせも増加。その数は1カ月で60件にもなるという。

 同社では、4月から放射性物質の自主検査を実施していたが、今回新たに設備投資を行い、より精密な検査の実施と結果を顧客に公開するシステムを導入するというのである。】

 「自分が口にしたくないものは、つくらない、出荷しない」 これこそが、
人の口に入る食品を扱う者の正しい姿ではないだろうか。