asahi.comより
【福島県は3日、同県棚倉町の山林で採取した野生のキノコ、チチタケから国の基準値(1キロあたり500ベクレル)の56倍にあたる2万8千ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同日、同町や出荷業者に対し、同町のチチタケを含むマツタケなどの「菌根菌類」について、摂取と出荷の自粛を要請した。

 県によると、野生キノコの摂取自粛の要請は初めてという。】

 棚倉町HPより 
【町内の「野生きのこ」について採取・出荷制限の要請がされました。

 棚倉町北山本地内の山林から採取した「チチタケ」から暫定規制値を大幅に超える放射性物質が検出されたため、県から下記の野生きのこについては当分食べたり、出荷したりしないよう要請がありました。
    
要請があった食品
 野生きのこ(菌根菌類)
 アイタケ、アカモミタケ、アミタケ、ウラベニホテイシメジ、オオモミタケ、カラスタケ、キシメジ、クリフウセンタケ、クロカワ、コウタケ、サクラシメジ、シモフリシメジ、シャカシメジ、ショウゲンジ、チチタケ、ハツタケ、ハナイグチ、ホウキタケ、ホンシメジ、ホウキタケ、マツタケ、ムレオオフウセンタケ、ヤマイグチ、ヤマドリタケモドキ等

モニタリング検査結果(H23.9.3公表)
摂取や出荷等を差し控えるよう要請している福島県産の食品について 】

 北関東との県境近くで、これだけ高濃度の放射性セシウムが、しかも、自然のままの野生のキノコから、検出されたとなると、農産物の放射能汚染は、今まで考えられていたよりも、遥かに広範囲に、深刻な状態をもたらしているのではないかと思われる。

 政府は、国民の食品摂取による内部被ばくを防ぐため、一日も早く、東日本のすべての食品の、放射線量の測定・可視化を実現すべく、実現可能な方策を検討すべきだ。