yomiuri・onlineより
【福島県浪江町の農場が出荷した肉牛から暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出され、県産牛の出荷停止解除が見送られた問題で、

 県は22日、この農場が使用していた輸入飼料に空気中の放射性物質が付着した可能性が高いと発表した。原因判明を受けて、県は出荷停止を解除するよう改めて政府に求める方針だ。

 県によると、飼料は壁のない開放型の畜舎の通路に保管されていた。この農場を経営する農家は、東電福島第一原発事故後の3月14日から約1週間避難して農場を離れており、牛はこの間、畜舎に置かれていた飼料を食べ続けていた。】

 たまたま、壁のない開放型の畜舎の通路に保管されていた飼料を食べた肉牛から、暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されただけ、だから出荷停止を解除して欲しいということらしい。

 問題は、3月14日から約1週間の間に、開放型の畜舎の通路に保管されていた飼料が、放射性セシウムに汚染されただけのこと、その飼料を食べた肉牛から、放射性セシウムが検出されるのは当然?

 この肉牛の汚染例は、特殊?なもので、他の福島県産の肉牛は安全である?との理屈が、果たして通るのだろうか?

 もっと徹底的に検証する必要があるのではないのだろうか? 中途半端な根拠で出荷して、もしも再び、市場にセシウム汚染肉牛が出回ってしまったら、福島県産の信用は地に落ちて、壊滅的な打撃を受けるのではないのか?

 ここは慌てずに、慎重を期す時ではないのか? 受けた損害は、全額、東電に支払わせればいいではないか。