JPN47ニュースより
【 東京電力は15日、福島第1原発の汚染水浄化システムで、塩水を蒸発させ濃縮する装置2台のうち1台が停止した問題で、外れた薬液注入ホースを針金で縛るなどの対策を取り運転を再開したと発表した。

 塩化ビニール製ホースの締め付けが弱かったため、運転中に徐々に緩んで外れたらしい。13日午前の巡回で、ホースが外れ管の中に水あかが付くのを防ぐ炭酸ナトリウムの薬液が漏れているのが見つかっていた。

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     塩水を蒸発させ濃縮する装置で外れ、針金で固定するなどされた薬剤注入ホース(左)=13日

 また、東電は浄化システムの安定的な運用を目指して新たに導入したセシウム吸着装置の試運転のため、16日から17日夜まで汚染水処理を停止する計画を明らかにした。原子炉への注水はこれまでに処理した水を使って続ける。】

 高い放射線を放つ汚染水の浄化システムに、塩化ビニール製ホース?こんな柔な素材で、しかも緩んで外れたら針金で縛って補強?
信じられない程に、いい加減なシステム、大雑把な対応、こんなことでいいのだろうか?

 これが科学技術の粋?を集めた、原発の情けない現実だ。
こんな情けないシステムしか組めない、未熟?な技術者?たちが、何の根拠もない安全神話のもと、不十分な安全対策のまま、無責任に原発を運転し続けた結果が、福島の大事故なのです。

 絶対に安全な原発など有り得ません。 そして日本にも、世界のどこにも、厳正?な耐震基準に絶えられる原発は存在しません。 まして日本の原発は、そのほとんどが危険な断層の近辺に建てられています。

 大地震が何時起こるとも知れない日本では、原発事故が起こらない確率の方が、起こる確率よりも遥かに低いのです。 今までは偶然にも、間一髪で助かっていただけだったのです。